ジェジュン、『Love Covers Ⅱ』はエモーショナルな歌を堪能できる作品に 前作にも通ずるカバー曲へのリスペクトも

 ジェジュンが、日本の楽曲をカバーしたカバーアルバム『Love Covers Ⅱ』を7月29日にリリースした。昨年リリースし好評だった『Love Covers』の第二弾だ。

 今回も様々なタイプの楽曲を7曲セレクトし(FC限定盤ではさらに1曲追加)ジェジュンが歌い上げている。今回はこのカバーアルバム『Love Covers Ⅱ』を取り上げたい。

ジェジュンが自分の色で歌う日本の曲たち

 昨年リリースされた第一弾の『Love Covers』は、日本レコード大賞・企画賞及び日本ゴールドディスク大賞・ベスト3アルバム(アジア)を受賞。また『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でもアルバムから「未来予想図Ⅱ」などを披露し、多くの人たちに“歌手・ジェジュン”の姿を植え付けた。

 年末にはJ-POPのカバー曲をメインとしたスペシャルコンサート『J-JUN LIVE 2019 〜Love Covers〜』を開催。会場は立ち見が出るほどの満席で、彼の人気の高さを伺わせた。このライブでは、スペシャルゲストにMattを迎えて、彼のピアノをバックに中島みゆきの「化粧」を披露。悲しい女の性を感情を込めてジェジュンが歌い上げ、オリジナルとはまた違う「化粧」の姿を見せてくれた。

 このライブで感じたのは、彼のそれぞれの曲に対するリスペクトだった。ジェジュンが日本の曲の歌詞をしっかり理解し、思いを歌に込めていることは、ステージの向こうにいる私たちにもしっかり届いていた。それが強く印象的だった。

さらに深みが増した『Love Covers Ⅱ』

ジェジュン『Love Covers Ⅱ』

 今回リリースされる『Love Covers Ⅱ』は、カバーアルバムの第二弾となっており、ジェジュンのエモーショナルな歌を堪能できる選曲になっている。

 収録されたのは、「for you...」(髙橋真梨子)、「セカンド・ラブ」(中森明菜)、「悲しい色やね」(上田正樹)、「逢いたくていま」(MISIA)、「別の人の彼女になったよ」(wacci)、「たしかなこと」(小田和正)、「少年時代」(井上陽水)の7曲で、FC限定盤のみ「To me」(安全地帯)が追加されている。1980年代の懐かしいヒット曲から、若い世代に人気のwacci、そして定番曲まで色とりどりの曲で染められたアルバムになった。

 ジェジュンは「皆様が大変な今の時期に、自分に何ができるのかを考えまして、皆様が知っている楽曲を歌って、早く自分の唄声を届けさせていただくのが良いかと思い、アルバムを制作しました」とコメントしており、コロナ禍の中で何ができるのかを考えて、歌手である自分ができることを考えて作られたことを語っている。

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