「Promimi」グランプリ獲得のMassimo氏&みゆが語る、キュレーターオーディションの可能性

Massimo&みゆが語る「Promimi」の可能性

 タレントスカウトサービス「cue」が日本コロムビアとタッグを組んで、優れた耳を持つ新世代キュレーターを発掘するオーディションプロジェクト「Promimi」を開催(参考)。同オーディションで、グランプリを受賞し、日本コロムビア認定のcueキュレーターとなったMassimo氏と、「声に個性のある10代〜20代のボーカル」という条件でMassimo氏が推薦した、女性シンガーのみゆがリモートで初対面を果たした。みゆは、このオーディションをきっかけに日本コロムビアの新人開発プロジェクト『Project Super 3』の練習生としてレッスンを開始している。そして「Promimi」の続編企画として「Promimi〜Next〜」の開催も決定。そのグランプリは日本コロムビア新人開発プロジェクト『Project Super 3』の練習生としてレッスンを受けることになる予定。なお、一次審査にはMassimo氏も審査員としての参加が決定している。今回のインタビューでは、Massimo氏、みゆ自身についてと、改めてcue、オーディション Promimiの魅力について聞いた。(榑林史章)

自分に自信がなくても一歩が踏み出しやすくなる

――Massimoさんとみゆさんが顔を合わせるのは、初めてとのことですがどんな印象ですか?

Massimo:僕は彼女の歌声の印象から、もっと姉御っぽい雰囲気の方を想像していたんですけど、非常に可愛らしい方で。こういう方からああいう声が出るんだな〜という、驚きとか意外性を感じています。

みゆ:ありがとうございます。そんなに褒めていただいて照れくさいです。Massimoさんは、きっと音楽に詳しい方なのだろうと想像していたのですが、やっぱり思った通りの方だなと思いました。そういう方に選んでいただけたというのが、本当にうれしいです。

――では、Massimoさんがnanaやcueに登録したきっかけ、Promimiオーディションに応募した理由を教えてください。

Massimo:nanaは、知り合いから「面白いアプリがある」と教えてもらって、2017年くらいから使わせてもらっています。cueのPromimiオーディションに参加したのは、正直言うと軽い気持ちで、たまたまという感じでした。だから、まさかこういうことになるとは夢にも思っていなかったので、グランプリと言われても、実感のないままただただ驚いています。

――Promimiというオーディション企画に参加してみて、どんな印象を持ちましたか?

Massimo:今は誰でも音楽を作ってYouTubeなどで自由に配信することができます。それは音楽家の裾野を広げる意味では良いことですけど、あまりに情報が増えすぎて、自分が本当に聴きたい音楽に辿り着くことが難しくなっている部分もあって。一方で、才能はあるけどどういう風に自分を売り込んだら良いかわからず、世に埋もれてしまっている人もいます。その両方を上手く繋いでいくことができれば、面白いことができるんじゃないかと思いました。

――みゆさんは、Massimoさんに推薦されてどんなお気持ちでしょうか。

みゆ:率直にうれしいです。もともと音楽をやりたくて、でもどう活動していけばいいかわからず悩んでいたところで。そんなときに、こういう形で見つけていただいて、一人ではなかなか踏み出せないところまで引き上げていただけました。なのでMassimoさんには、本当に感謝しています。

――みゆさんは何かオーディションを受けたことはありましたか?

みゆ:ありません。だからcueに登録したのが初めてみたいなもので。そんな私でも一歩を踏み出せたのは、馴染みやすい感じがあったというか。「ちょっとやってみようかな〜」みたいな、軽い気持ちで始めることができるのが魅力だなと思いました。

――そんなみゆさんにとって、cueやPromimiオーディションという企画はどんなものですか?

みゆ:自分に自信がなくても、誰かが代わりに推薦してくれるだけで、一歩が踏み出しやすくなる。何から始めたら良いのかわからない人、オーディションを受けたほうが良いのか悩んでいる人、オーディションを受けに行くことができない人。そういう人の力になってくれるものだなと思います。実際に自分がそうだったし。もし自分に自信がないけど何かのきっかけを掴みたいという人がいたら、どんどんチャレンジしてほしいなと思います。私の周りの子も私がcueに登録してMassimoさんに見いだしてもらったことを話したら、みんなにも火が付いたらしくて。nanaのいろいろなオーディション企画に積極的に応募するようになって、nanaと秦 基博さんとのコラボ企画「秦 基博と未来を歌おう!」で、私の知人が“秦 基博賞”に選ばれて一緒にお祝いをしました!

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