×ジャパリ団が『けものフレンズ』に革命を起こすーーデビューアルバムの魅力とユニットの使命を語る

×ジャパリ団が『けものフレンズ』に革命を起こすーーデビューアルバムの魅力とユニットの使命を語る

 ×ジャパリ団(ばってんじゃぱりだん)が、7月8日にメジャーデビューアルバムとなる『×・×・×』をリリースする。×ジャパリ団は、セガのアプリ&アーケードゲーム『けものフレンズ3』で活動する、未来みき(ブラックバック役)、小泉萌香(タスマニアデビル役)、船戸ゆり絵(オーストラリアデビル役)の3人からなる声優ユニット。『けものフレンズ3』で、他ユニットとは異なる存在感を持つ×ジャパリ団にデビューまでの経緯とGALNERYUSのSYUやOUTRAGE、マーティー・フリードマンらの提供によるHR/HM満載のアルバム、ユニットの個性についてインタビューした。(編集部)

〈ワルはワルでもイジワルは×だよ〉ってくらいには平和です(未来)

ーー×ジャパリ団は『けものフレンズ3』という作品の中で、かなり突出した存在感を放っていますよね。

小泉萌香(以下、小泉):『けものフレンズ』と言えば、ふわふわでカラフルみたいな印象が皆さんあると思うんですけど、×ジャパリ団は『けものフレンズ』に革命を起こすことを命じられたユニットなんじゃないかと感じています。

未来みき(以下、未来):そうだね。「自分たちはワルだ」と言っているんですけど、その「ワルって言っているのがカッコいい」みたいな。でも、ゲームのストーリーを読んでいくと、最初は周りのみんなが「えっ、ワルって言ってるぞ?」みたいな感じだったんですけど、接していくうちに「この子たち、実はいい子たちなんだな」と打ち解けていくんです。

ーーワルぶっているんだけど、完全に悪くなりきれない感じが可愛らしいというか。

未来:でも、ブラックバック本人は自分をワルだと信じているんですよね。客観的に見ると、めっちゃいい子なんですけど(笑)。

小泉:タスマニアデビルはキャラクター的に「ブラックバックの言ってること、漢字ばかりで難しくてよくわかんないけど、カッコいいからついていく!」みたいな、本当に純粋な子なんですよ。

ーーそんな中で、船戸さんの演じるオーストラリアデビルは、ブラックバックとタスマニアデビルを見守るような立ち位置ですね。

船戸ゆり絵(以下、船戸):オーストちゃんはそれこそ「カッコいいから!」というよりは、まずタスマニアデビルちゃんのことがすごく心配で、「もう、何してるの? 大丈夫?」みたいな感じで全部に付き添いというか。だから、タスマちゃんとブラックバックちゃんのお目付け役なんです(笑)。

小泉:お世話係だよね(笑)。

船戸:そういうポジションで、2人がやってるから私もやるみたいなタイプです。

未来:ブラックバックさんはわりとよくわからないことを言ってるんですけど、オーストちゃんはそれを翻訳してくれるんですよ。

船戸:「つまり、こういうことだよね?」っていう(笑)。

ーー結果、すごく平和なんですよね。

小泉:悪いことは何もしていないという(笑)。

未来:なんなら「ジャパリ狂詩曲〜×ジャパリ団のテーマ〜」の楽曲じゃないけど〈ワルはワルでもイジワルは×(ばってん)だよ〉ってくらいには平和です(笑)。

「ヘヴィメタルにもいろんな種類があるんだな」と初めて知った(船戸)

ーーそれがあるから安心して見ていられるし、可愛らしさが伝わるんですよね。ユニット名が発表されたのは、昨年4月の『けものフレンズ3 わくわく探検レポート 出張版@ニコニコ超会議2019』でのこと。この名前を最初に聞いたとき、率直にどう思いました?

未来:実は名前より先に「こういうロック系な感じでいきます」と聞いていたので、「あ、名前は可愛いんだな」という印象でした。

小泉:まだ完成した曲は聴いていなかったんですけど、「えっ、『けものフレンズ』なのに?」って驚きました。

ーー先に音楽ありきだったんですね。しかも、ロックといってもハードロックやヘヴィメタル寄りのサウンドじゃないですか。皆さん、そういうハードロックとかヘヴィメタルという音楽ジャンルに対しては、どういう印象を持っていましたか?

未来:私は触れたことがなかったんです。これまでは聴いてもポップロックが中心で、激しい曲も好きなんですけどヘヴィメタルは聴いたことがなかったので、そういう曲をレコーディングする人生を歩むとは思ってみなかったです。

船戸:私もそういうジャンルがあるということぐらいしか知らなくて、まさか自分がそこに携わらせていただくことになるとはまったく夢にも思ってなかったです。

小泉:ライブで「もっと声出せーっ!」って叫ぶような人生を歩むなんて、1ミリも思ってなかったですし(笑)。「確固不×論」でもあんな振り付けで、あんなにヘドバンするなんて思わなかったですし。

船戸:×ジャパリ団を通じて「ヘヴィメタルにもいろんな種類があるんだな」と初めて知って、視野が広がりました。

ーー昨年7月のイベント『けものフレンズPARTY』では、初のオリジナル曲「ジャパリ狂詩曲〜×ジャパリ団のテーマ〜」を初披露。最初にこの曲を聴いたときはどう思いました?

船戸:率直に「カッコいい!」。

小泉:初めて歌うジャンルだけど、特にサビとか耳に残りますし、真似しやすい振りもあるので、すぐに気に入りました。フレンズのみんなも初めて聴くジャンルかもしれないけど、結構すんなりと受け入れてくれたんじゃないかな。

未来:みんな好きな感じは伝わってきたよね。だって、初回でみんなもうペンライトを赤にして「×」を作ってくれたし。

ーーサウンドは激しいけどメロディがすごくわかりやすいので、歌が耳に残りますものね。

小泉:歌詞も意外と可愛くて、キャラの個性もちゃんと出ていますしね。

ーーでは、この1曲で×ジャパリ団がどういう雰囲気かというのを、ちゃんと表現できたと。

船戸:はい、思います。

未来:セリフも入っているので、よりわかりやすいよね。

ーー続いて、昨年11月の『けものフレンズ3LIVE』にて新たなオリジナル曲「×レゾンデートル」を初披露。当日の様子はアルバム初回限定盤付属のDVDにも収められていますが、お客さんをかなり煽っていましたよね。あれは練習したものなんですか、それともあの場に立って自然と出てきたものだったんですか?

未来:「ここはこうしたいよね?」というのは事前にあったけど、あとはステージに立ったときのテンションでした。

小泉:初めて聴く曲だし、コール&レスポンスもどう説明していいかわからないから「叫びたいときに叫んでくれ!」みたいな感じでみんなに渡したんですよ(笑)。でも、初めての曲なのにみんな受け入れがすごく早いんですよ。

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「ブラックバック」 未来みき
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