TWICE、“原点回帰”の新曲「Fanfare」から伝わる勢いと存在感 今、王道ポップチューンをリリースする意味
最近『Nizi Project』やNiziUがきっかけで、TWICEに今さらハマってしまった! という声がちらほら聞こえてくる。ご安心いただきたい。全くもって遅くはないし、これから楽しいONCE(※ファンの総称)ライフが待っている。
改めてTWICEを紹介すると、韓国人メンバー5人(ナヨン・ジョンヨン・ジヒョ・ダヒョン・チェヨン)と日本人3人(モモ・サナ・ミナ)、そして台湾出身ツウィの9人組。メンバーの人数だけでなく、オーディション番組で選び抜かれたメンバーである点もNiziUと共通している。
安定したフレッシュ感とブレない軸
7月7日には結成記念日を迎え、現在デビュー6年目のTWICE、グループとしては中堅の域に差し掛かっている。そんな彼女たちの強みは“安定したフレッシュ感”。日韓で流行語にもなった「TT」やデビュー曲「Like OOH-AHH」など、過去の代表曲を今聴いても、TWICEの生き生きとした魅力を感じられるはずだ(個人的には「SIGNAL」推し!)。
歌、ダンスなどパフォーマンス面はどんどん磨かれる一方、擦れた雰囲気はなくきちんと鮮度管理されている。それは不自然なイメージチェンジを図ったり、時代の流れに添えども踊らされることなく“らしさと軸”をぶらさなかったからだ。常にベースにあるのは「健康的な可愛らしさ」と「ポジティブなメッセージ」。
ビタミンカラー×9人の個性かがやく笑顔で視覚的にも魅力的なMV
K-POPシーンではよく、ムードメーカーや明るく元気なメンバーに対し“ビタミン”という表現が使われる。日本語で言うと「パワーを与えてくれる人」といったところだろうか。TWICEにおいてはグループそのものが「ビタミン」である。MVで目に飛び込んでくるのも主にビタミンカラー。ポップで鮮やか、見ているだけで自然と心が弾む。
7月8日、1年ぶりに発売される日本6thシングル「Fanfare」のMVも再生数1300万回超え(7月5日現在)、眼福をくれるTWICEは健在。後輩NiziUのデビューで沸く中でも決して衰えない、彼女たちの勢いと存在感を再認識させられる。