関ジャニ∞、まさかの大倉忠義不在で迎えた『オールナイトニッポン』 「Re:LIVE」への思いも語られた放送を聞いて

 加えて、この日は新曲「Re:LIVE」の初フルコーラスオンエアというスペシャルイベントも控えていた。この「Re:LIVE」は、1番を関ジャニ∞メンバーが、そして2番をEighter(ファン)が作り上げた特別な曲だ。2004年のデビュー以来、まさに山あり谷ありだった関ジャニ∞だが、その苦難の数だけ、ファンとの絆が強まっていった。そんな思いを一つの歌にしていこうと、「Re:LIVE」プロジェクトがスタートしたのだ。

 4月下旬の決起集会から始まり、メンバーも「相当もんだもんな!」「かなり時間を費やした」という熱の入りよう。メンバー全員そろってプリプロレックと呼ばれるリハーサル収録をしたのも、デビューして以来初めてのことだったという。

 「自分たちで歌を浸透させたりとか、練習したり、歌詞を考え直したり。メンバーが5人いるからこそ、“この人がこう歌ったら次こう歌ったらいいよね“って、共有したかった」と安田がその思いを言葉にして届けてくれた。

 横山は、そんなイレギュラーな体験を経て、改めて村上の声量の大きさ、喉の強さに驚いたという。以前も「勝手に仕上がれ」を作ったOKAMOTO’Sも、ドームで歌う村上の声を聞いて「村上さん半端ないですね。アレ生(声)ですか?」と話していたほどだから、相当だ。

 さらに今回、村上はハモリを担当しており、横山だったらファルセットにならざるを得ない高さを地でいく強い歌声に「見てたらゴジラが火を吹くみたいな」とも。そんな口から火が出そうな歌声を、1日も早くライブで見届けたいという気持ちになった。

 「今までって、2人で歌ったり、ユニゾンで歌ったりってことが多かったと思うんですけど、それをあえて1人ひとりの声を立たせながら歌いたいねって話をしたんですよね。歌詞にも出てくるように、覚悟がなければ立ち向かえない時代ですからね」と続ける安田。

 いつだって関ジャニ∞は、歌詞を背負って、自分たちの魂を奮わせながら歌ってきた。グループも、そして社会全体も、この世界は何一つ同じ形でとどまっていることなどない。すべてが変わり続ける中で、変わらずに持っていたいものがある。それが〈守るための強さ〉であり、〈受け容れるやさしさ〉だ。同じ想いを、同じ言葉を、同じメロディを胸に、これからも共にLIVEしていこうではないか。新しい時代を勇気づける歌がシングル化される日が、そして大倉の元気な声を聞く日が来るのを待ち望んでいる。

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