スカイピースが語る、YouTuber×アーティストとして貫く“挑戦”の姿勢 毎日投稿卒業と横アリ中止の心境も

スカイピース、挑戦の姿勢と横アリへの思い

2人の出会いは、本当に奇跡でラッキーだった

ーーどの曲にも思い入れがあるとは思いますが、その中でも「この曲について語りたい!」というお気に入りはありますか?

テオくん:やっぱり「青青ソラシドリーム」ですね。このアルバムにとどまらず、今まで作ってきた曲の中で一番好きな曲なので。今後の方針とかをちょこちょこ話し合う中で、「毎日投稿どうする?」っていうのが出始めたころに作り始めた曲なので、思い入れがありますね。歌詞もめちゃくちゃ早く書き上がりました。思い入れのあるフレーズが、サビもそうなんですけど、〈始まる前に終わりを考えて下を向いてしまいそう いざ顔を上げて道があったとしても歩き出せることもないのに〉っていう歌詞が、すげーひねくれてるなって思っていて。歩ける条件っていうのはもう揃ってるのに、あとは自分の意志を動かすだけなのに、全部まわりのせいにして……っていうひねくれた自分を、ポンと背中を押すような内容になっているんです。歩き出したところで、すぐに届くわけじゃないけど、でも自分たちが目指してきた夢って、そんな簡単に届くものではなかったはずだし。夢っていうのは簡単に叶わないからこそ楽しいし、それを“みんなで追っていこうぜ”っていうメッセージも入っています。

☆イニ☆:僕も、やっぱり「青青ソラシドリーム」ですね。

テオくん:そうなるよね!

☆イニ☆:他の曲を期待した人、ごめんなさいですけど、自分も一番好きな曲なので。いいですか、語らせていただいて(笑)! 今の「挑戦するぞ」っていう心境もありつつ、自分は学生のころの気持ちとかに戻ってみて書いたりもしたんです。例えば、晴れた日にみんなが「天気いいね」ってなるところを、「俺は雨が好き」って言っちゃうみたいな。若いころ独特の考え方とか、ちょっとひねくれた気持ちを思い出して書いてみました。自分は学生時代、目立つタイプではなかったので。しかも、うちの学校ってヤンチャっていうか、もうヤンキーたちが体育祭とかの行事とかを「ウェーイ」って仕切ってて。めっちゃ楽しそうなんですけど、ちょっと冴えない組としては「なんやねん」みたいに思っていたんですよ。

テオくん:ウェーイ!

☆イニ☆:えー、テオくん、イケてた組?

テオくん:もー、そういうときは乗っ取っちゃえばいいんだよ、その元気集団を!

☆イニ☆:まあ今のバイブスならいけるけどね! この状態で学生に戻りたくない? 俺、今ならちょっとイケる気がするもん。

テオくん:でも、俺なんにも変わってないからな。ってことは、☆イニ☆たん相当変わったんだろうね(笑)。

☆イニ☆:ップ、ハハハ! 調子のってるなー俺。しっかり天狗になってる(笑)。

テオくん:アハハハ!

ーーそうした学生時代の記憶や気持ちが色褪せないから、みずみずしい歌詞になるんでしょうね。

☆イニ☆:そうかもしれないです。昔のことも結構鮮明に覚えてて。一番古い記憶は……。

テオくん:前世とかじゃない?

☆イニ☆:さすがに、それは! あれは保育園の年中のころで、おままごとしてる記憶ですね。その日は、おじいちゃんちに行くっていうめちゃくちゃ楽しみなイベントがあって。そのおままごとで、暇つぶしをしてた。

ーーこうしてお話を聞いていると、スカイピースの楽曲に漂う青春感は、やっぱりお2人の失われない少年心と変わらない仲の良さからだと感じます。

テオくん:もう、それについてはめっちゃラッキーだなって思いますね。仲がいいからこそ、頑張らなくても楽しさが伝わるというか。ここが仲良くなかったら自然体でいられないと思うんですよね。本当、ラッキーって!

☆イニ☆:それはね、シンプルにテオくんがおもろいからだよ!

テオくん:いや、お互い様だろ(笑)!

☆イニ☆:マジで。テオくんの笑いのセンスに関しては、全てがすごいと思ってて。まず即興力。俺の口から出た言葉に対して的確なツッコミができることもそうだし、その場をうまくまとめたツッコミもできるし、頭がいい系のツッコミもできると思いきや、ちゃんと考えたボケとかもできるし。

テオくん:ねえ、分析されてる〜(照)。

☆イニ☆:なのに、たまに、すごくトンチンカンなこと言うのもおもろくて。天才だし、バカだし。

テオくん:どっちも持ってるの? キャーッ!

ーー逆に、テオくんから見て、☆イニ☆さんはいかがですか?

テオくん:いやー、バカですね(笑)。

☆イニ☆:えー! 俺は天才とバカって言ってるのに、天才だけなくなっちゃった!

2人:アハハハ!

テオくん:だから、マジでいないんですよ。本当に出会えたのは奇跡だった。

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