2nd Album『Breakthrough!』インタビュー
Poppin’Partyに聞く、2019年“修行期間”の成果と5周年への思い「人生の財産みたいに大切な時間」
「もう一度『ロッキン』のステージに立ちたい」(大塚)
ーーあと、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019(以下、ロッキン)』への初出演をはじめ、『COUNTDOWN JAPAN 19/20(以下、CDJ)』や『阿蘇ロックフェスティバル2019』(愛美・大塚紗英・西本りみのみ出演)など、ロックフェスへの参加も思い出深いのではないでしょうか?
大塚:私は昔からロックバンドの音楽が好きで、学生時代の時からよく『ロッキン』にも行っていたので、すごく印象に残るステージになりました。たくさん練習して臨んだんですけど、振り返るとそのときのパフォーマンスはやっぱり悔しくて。
ーーどういう部分に悔しさを感じましたか?
大塚:私たちはバンド未経験からスタートとして、これまでも常に成長し続けてこれたと思っています。だからこそ「今だったらもっとできることがあるのに」、「今の方がギターをうまく弾けるのに」とかはすごく思うので、時間が経てば経つほど悔しくなるというか。だからこそリベンジではないですが、もう一度あのステージに立ちたいとは強く思います。
ーー愛美さんは、『ロッキン』で最後に「キズナミュージック♪」を歌唱した際に涙を流したというのをSNSで拝見しました。その時はどんな感情でしたか?
愛美:『ロッキン』は結成時からいつかは立ちたいとみんなが思っていた憧れのステージで、また次回も呼んで頂くためには良い演奏を披露したいという気持ちも強くて、すごく熱くなってしまいました。口に出している夢はたくさんあるんですけど、全部が叶えられることは難しいし、逆に他のバンドさんが叶えてうらやましいと思うこともありました。そんな中で、憧れのロックフェス出演をポピパとして叶えることができた。そういう嬉しさ以外にも、いろんな思いが巡って感極まって流した涙なんだと思います。
ーー結成当初からの念願が叶った。その喜びの涙だったんですね。
愛美:声優がバンドをやること自体が、ファンの方々にとっては嬉しいことだと思うんです。私たちとしても、自分たちの夢を叶えるため、ファンの方々に楽しんでいただくために、たくさん練習してバンドとして良いものを届けられるよう努力を重ねてきました。そういう日々の頑張りが、フェスへの出演で認められた気がしてすごく嬉しかったというのもあります。
「なによりバンドリーマーの皆さんに恩返しがしたい」(愛美)
ーーいわゆるロックバンドが多数出演するフェスはポピパにとってアウェイな現場に思いますが、逆に他のバンドにはない魅力も備えているように思います。例えば、楽曲に関してもポップスの要素が強いですし、サウンドのレンジも広いですよね。
愛美:そうですね。初見の人でも引き込めるノリの良い曲もあるし、逆にエモーショナルに聴かせるような楽曲もある。『バンドリ!』にはいろんなバンドがいるけど、いろんな場所に対応できるマルチさはポピパが一番だと思います。
ーー『CDJ』のリハではサークル(オーディエンスが円状になって全力疾走する盛り上がり方)が起こっていたり、ロックバンドさながらの盛り上がりも見せていましたね。
西本:『ロッキン』も『CDJ』も、記憶が飛ぶくらい全力で演奏して、すべてやり切ってステージを降りるような感覚でした。正直、振り返るとどんな演奏をしていたのかも曖昧で。とにかく聴いてくれている方々の胸に何か残したいと、がむしゃらに演奏した記憶しかないです。
大塚:でも、『阿蘇ロックフェスティバル2019』の時は、「りみりんのベース、キテる!」って思った。私とあいみんとりみりんの弦楽器3人でPoppin’Party Stringsとして出演して、サポートの方も入っていただいていたんですけど、基本的にはシンプルな音だったので、いつも以上にりみりんのベースを聴いて演奏したんです。そのときのベースはすごくゴリゴリしてた。
西本:なんでだろう。やっぱり、もともとあるロックの野心みたいなものが……(笑)。
ーー西本さんのロックマインドが爆発したのかもしれないですね。では、最後にそんな2019年を経て、今後はどういう活動を目指していきますか?
愛美:修行期間を経て、私も含めメンバー自身が演奏やバラエティ面で成長することができました。そこで得たものを力に変えて2020年もみんなで頑張っていきたいなと思います。今までお待たせしていた分、ライブでは精いっぱいその期待に応えていきたいですし、なによりポピパを好きだと思ってくれているバンドリーマーの皆さんに恩返しがしたい。2019年の経験を、恩返しできる力に変えて、これからさらにブレイクできるように頑張りたいと思います!
■リリース情報
Poppin’Party 2nd Album『Breakthrough!』
2020年6月24日(水)発売
Blu-ray付生産限定盤:9,000+税
通常盤:3,200+税
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