A応Pが語る“アニメ賛歌”で届ける作品とファンへのエール、そして卒業メンバーへの思い

A応Pが語る“アニメ賛歌”で届ける作品とファンへのエール、そして卒業メンバーへの思い

 A応Pのニューシングル『風吹けば月夜の果てに』が5月20日にリリースされる。

 彼女たちは3月にシングル『FREEDOMでムダに無敵!!』をリリース。その2カ月後に発表されるこのシングルの表題曲は前作のそれとは様相が一転。「FREEDOMでムダに無敵!!」が言葉遊びとポップなメロディを楽しむ1曲だったのに対して、「風吹けば月夜の果てに」はシリアスかつパンキッシュなナンバーに仕上がっている。

 この曲は現在放送中のテレビアニメ『継つぐもも』のオープニング主題歌。今回リアルサウンドでは、A応Pの旭優奈、工藤ひなき、小嶋凛、巴奎依、春咲暖、広瀬ゆうき、星希成奏の7人に多種多様なアニメのテーマソングを歌うA応Pなりのアニメ世界の解釈術から、来たる8月にグループを卒業することが決まっている巴奎依に対する思いまで、幅広い話を聞いた。(成松哲)【最終ページに読者プレゼント&オリジナル動画あり】

アニメへの思いがバラバラなことを大切にしたい

ーーみなさんが5月に発表するシングル『風吹けば月夜の果てに』の表題曲は、3月のシングル『FREEDOMでムダに無敵!!』から一転、パンキッシュな高速2ビートに和テイストあふれるメロディが乗る1曲です。この楽曲の振り幅の大きさに歌っているご自身が振り落とされそうになったりはしないものなんですか?

旭優奈

一同:あはははは(笑)。

巴奎依(以下、巴):「全力バタンキュー」(2016年)がそうだったように、和の曲調はA応Pの得意ジャンルだったりするので、実はなじみ深いんですよ。

小嶋凛(以下、小嶋):「恋に咲く謎、はらはらと」(2018年)も同じ和テイストだし、「全力バタンキュー」も「恋謎」も好きな曲だったので、また同じテイストの曲が歌えるのがうれしかったですね。

工藤ひなき(以下、工藤):私もものすごく心に刺さる曲だったので、デモをもらったときから何回も聴くくらい楽しい曲でした。

ーーではレコーディングもスムーズでしたか?

広瀬ゆうき(以下、広瀬):「FREEDOMでムダに無敵!!」の早口には振り落とされそうになったんですけど(笑)、「風吹けば月夜の果てに」はストレートに歌えた気がします。

工藤ひなき

春咲暖(以下、春咲):私も爽やかさと疾走感があっていいな、という思いと、ドラムがけっこう大胆なビートを刻んでいることへの驚きが組み合わさって、歌っていたらすごく楽しくなれて。レコーディングのときは「この曲、ダンスはどうなるんだろう?」ってすごく楽しみにしていました。

旭優奈(以下、旭):私も早く振り付けや衣装を見たいな、と思ってた。

ーー一方、歌詞なんですけど、こちらも和テイストが強いというか、言ってしまえば漢字が多い(笑)。

巴:確かに(笑)。

ーーしかも願いを叶えるべく覚悟を決める歌というシリアスなものになっています。ここも言葉遊び的なノリが強かった「FREEDOMでムダに無敵!!」とは大きく違います。

巴:A応Pのことをなんとなく知っている方だと「はなまるぴっぴはよいこだけ」(2015年)とか「全力バタンキュー」みたいな「歌詞とは?」みたいな曲、ふわっとしたかわいい曲のイメージが強いかもしれないんですけど、実はこういう力強い曲も少なくないですから。楽しい歌詞と力強い歌詞の二極化している感じすらしますし。

広瀬:1stシングル「Never Say Never」(2013年)もタイトルもそうだし、歌詞自体もガツンとした曲でしたし。メンバーによってA応P歴に差はあるんですけど、私はそうだし、たぶんみんなも活動を続ければ続けるほどこういう力強いメッセージも自分たちにハマってくる感覚は持っていると思います。歌えば歌うほど、歌声にメッセージ性を込めやすくなるというか。

小嶋凛

ーー巴さんと広瀬さん以外の後輩組のみなさんも、この手の力強いリリックは慣れましたか?

星希成奏(以下、星希):A応P ZERO名義で活動を始めた3年前から先輩の背中をずっと見てきていますし、その先輩たちと3rdツアー(『A応P 3rd LIVE TOUR 2018-2019 ANIMETIC PLAYLIST えーおうぴーの こうげき!』)と4thツアー(『A応P 4th LIVE TOUR 2019-2020 LOOK at ME!!!』)を一緒に回ってきたこともあるので、後輩メンバーも全員、以前よりは自信を付けている感じはあります。それにほかのメンバーに対する信頼感もあるから、私は私なりにしっかり歌えば、ほかのメンバーもしっかり応えてくれるし、ちゃんとA応Pらしくなる、と思っています。

ーーただ、この歌詞って力強い一方で抽象度が高いじゃないですか。〈滲む色に溶けだした愛の花〉、〈霞む雲に届かない朝を知る〉と、それぞれが自由にイマジネーションを膨らませられるフレーズで彩られている。レコーディング前にメンバー間でこの歌詞の解釈を擦り合わせたりは?

春咲:しないですね。

巴:気持ちがバラバラであることが逆に大事だと思っているので。今回の「風吹けば月夜の果てに」であれば、オープニング主題歌に採用していただいているアニメ『継つぐもも』に対するメンバーの印象や好きなポイントってそれぞれ違うと思うんですよ。それを尊重したいとも思っているので。

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