K-POPボーイズグループ CIX、日本デビューインタビュー 新曲「Revival」に込めた思いとショーケースを振り返る

CIX、日本デビューインタビュー

 この春、韓国発のフレッシュなボーイズグループ・CIX(シーアイエックス)が日本1stシングル『Revival』をリリースした。グループ名は「Complete In X」を略したもので、未知数の5人が一緒になったときに初めて完成するという意味が込められているという。その通り、集まったのはいずれも無限の可能性を秘めた個性派ばかりだ。

「Revival」MV

 リーダーのBX(ビーエックス)はキレのいいラップを誇り、作詞・作曲もこなす。メインボーカルのスンフンは常に完ぺきなパフォーマンスを目指す努力家。センターを務めるベ・ジニョンはかつて一世を風靡したWanna Oneの出身であり、豊富なキャリアでグループの進む道を的確に導く。ヨンヒは甘い歌声とルックスで他にはないオーラを放ち、末っ子のヒョンソクは恵まれた容姿でモデルとして活躍していた。このように魅力的なメンバーがそろったCIXが、日本でも大きな支持を得ることは間違いないだろう。夢と希望にあふれるメンバーたちにこれまでの活動や現在の心境、そして今後のことについて率直に語ってもらった。

ショーケースライブでの日本のファンの反応に感激

「Movie Star」MV

 韓国で正式デビューしたのは2019年7月23日。ポップなナンバーが詰まった1st EP『'HELLO' Chapter 1. Hello, Stranger』でK-POPシーンに新風を吹き込んだ。中でもリードトラック「Movie Star」は、クールかつシャープなサウンドメイクと“ポイントダンス”と呼ばれる頭から腰までを撫で下ろす振り付けが大きな話題となった。

 グループのスタイルはすでに完成の域に達しているのではないかと思うほどだったが、BXは「完成というよりは、始まりという言葉の方がしっくりくると思います。これからもっと様々な楽曲とステージを通して多彩な姿を見せたいです」と謙虚な姿勢をくずさない。

 アルバムリリースに合わせてソウルでデビューショーケースを開催。チケットはわずか30秒でソールドアウトしたというから驚きだ。CIXとして初めてステージに立つことに対する緊張感は相当なものだったのではないかと想像するが、実際はファンへの感謝の気持ちが上回っていたという。

「僕たちのカッコいい姿をもっとお見せしなければという思いで胸が高鳴りました」(スンフン)

「本当に気分が良かったです。頭の中はファンのみなさんのことでいっぱいで、胸もいっぱいでした」(ベ・ジニョン)

「プレッシャーよりもうれしい気持ちとワクワクの方がはるかに大きかったです」(ヨンヒ)

「僕たちへの関心と愛をたくさん寄せてくださってとてもうれしかったです。ただ、その期待に応えなければとすごく緊張したことも覚えています」(ヒョンソク)

 2019年11月には東京(東京 LINE CUBE SHIBUYA(渋⾕公会堂))と大阪(大阪 Zepp Namba)でも単独でショーケースライブを行っている。本国でデビューしてからわずか4カ月弱で海外へ進出。このスピード感はメンバー自身もかなり驚いたそうだが、「日本にもFIX(CIXファンの呼称)のみなさんがたくさんいることを知ってビックリしたのと同時にとてもうれしかったです」(スンフン)、「とにかくライブでより良い姿をお見せしようと一生懸命練習したことを思い出します」(BX)といったコメントからわかる通り、常にファンを大切したいというグループの基本姿勢は国境を越えても変わらないのが印象に残る。

 そのような思いがファンにしっかりと届いたのか、来日ライブは成功裏に終了。「日本のみなさんが僕たちのステージを見ながら喜んでくださっている姿に本当に感動しました」(BX)、「ハイタッチでより近くで通じ合える時間を持つことが出来てとっても幸せでした!」(スンフン)、「日本のFIXのみなさんは僕たちと直接会う機会が少ないせいか、本当に明るくうれしそうに迎えてくれたんです」(ベ・ジニョン)、「ものすごく大きな声援が印象的でした」(ヨンヒ)、「ハイタッチのときに泣いている人もいれば、すごく喜んで飛び跳ねている人もいたんです」(ヒョンソク)と、5人はいずれも日本のファンの反応に感激しているようだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる