ジャニーズアイドルによる笑顔の種を日々の力に変えてーー「Johnny’s Smile Up!Project」動画から伝わること

 ジャニーズ事務所のアイドルたちによる「Johnny’s Smile Up!Project」が話題だ。所属タレントたちが、それぞれの個性を遺憾なく発揮し、あの手この手でファンに笑顔を届けている。思えばこれまでも、どんなときでも、いつだってジャニーズはそばにいてくれた。直接触れあうことはできない今も、「そばにいるよ」「がんばろう」と、新たな方法で彼らは手を繋いでくれる。

木村拓哉、城島茂、岡田准一が立て続けに登場

 最初に同プロジェクトのSNSに登場したのは、なんと木村拓哉。専門家も太鼓判を押す「正しい手洗い」をYouTube動画で指南した。「自分を守ることは大切な人を守ることにつながる」と、コロナ禍を乗り切る上でもっとも大切な“基本”を、あらためて呼びかけた。

Smile Up ! Project ~Wash Your Hands~ 木村拓哉

 TOKIO・城島茂が紹介したのは、除菌剤の作り方。“あの”TOKIOの手作りとなれば「いったいどの段階から作るんだろう……」と思わず身構えたが、台所用の中性洗剤とぬるま湯を使った簡易な除菌剤の作り方をレクチャー。感染症対策の情報もしっかりと交え「さすが」の声が上がった。

Smile Up ! Project ~リーダーが除菌剤を作ってみた~ 城島 茂

 続いて登場したのは、貴重なオフ姿のV6・岡田准一。自粛のストレスに配慮しながらも「(ストレスを)誰かにぶつけない」と、メッセージを伝えた。「〜OKADA’s Challenge〜」というタイトルから「トレーニング動画かな?」と察したファンの予想のななめ上を行く、ムダのないなめらかな受け身(?)を披露した。ごろんと横に転がり、正中に戻る。岡田師範による見本をレクチャーしたあとには「がんばろうねぇ」と、優しい声でエールを送った。

Smile Up ! Project ~OKADA’s Challenge~ 岡田准一

 思えば、様子がおかしくなってきた……もとい、個性が渋滞し始めたのはこのあたりからだ。

堂本光一が見せた庶民的な一面と生田斗真による本気ダンス

 KinKi Kids・堂本光一は「硝子のお掃除」動画をアップ。「この機会に掃除を」という発想、それも使い古したソロコングッズのタオルで、という、王子の庶民的な一面にほっこりした。半袖・ハーフパンツ姿で、関西弁まじりにぼやきながらごしごしと窓を磨いていく41歳。やけに色気がある。舞台『Endless SHOCK』のインスタライブで、一緒に空を飛ばせてくれたあのときと同じ、夢のような距離感でファンをときめかせた。

 あとにも先にも、硝子を拭いてニュースになるのは堂本光一くらいだろう。硝子の汚れ具合は一切伝わらなかったが、とにかく顔が美しいことは充分に伝わった。

Smile Up ! Project ~硝子のお掃除~ 堂本光一

 正統派・ダンス動画を披露したのは生田斗真だ。さすが、11歳からジャニーズ事務所に所属している生田。彼のダンスはクセがなく、緩急のつけ方が実に上手い。テレビで見る機会がなかなかないだけに、ファンにとってはたまらない動画である。

 ゆるく踊ってもあのカッコ良さ……と言いたいところだが、自宅でもまぁまぁガチで踊るのが生田である。そもそも、ばっちりスーツを着込み、ハットを片手に完全に「オン」モードだ。逆光が演出となり、まるでショーのワンシーンのよう。ジャニーズファンなら誰もが知る名曲「アンダルシアに憧れて」の一部を口ずさみながら披露した。次回のカウントダウンコンサート、同曲のセンターはどうか生田斗真でお願いしたい。

Smile Up ! Project 〜YOUも踊っちゃいなよ!〜 生田斗真

 ちなみにこの動画、「YOUも踊っちゃいなよ!」というタイトルなのだが、申し訳ない、生田のようには踊れない。

村上信五の独自ストレッチ、紙芝居を披露する桐山照史

 関ジャニ∞・村上信五は、寝起きまもなくという超貴重な姿で登場した。朝9時から声が大きいのはさすが村上、気持ちが良い。彼は、最近独自に行なっているというストレッチをおすすめしてくれたのだが、これがなんと倒立。申し訳ない、こちらもできそうにはない。

 しかし、村上信五38歳、寝起きで倒立をしてみせるとは、さすがジャニーズ。その身軽さに驚く。自撮りに慣れていないため「カメラに近すぎる」というジャニーズあるあるをこれでもかと見せつけた村上だが、大きな瞳が印象的なルックスは、どれだけの時間でも見ていられる。繰り返すが、さすがジャニーズだ。

Smile Up ! Project 〜寝起きでやってます〜 村上信五

 高校で保育科に通っていたという経歴をもつジャニーズWEST・桐山照史は、本格的な紙芝居を披露。小道具を使った立体的な作品で、手洗いうがいの大切さを伝えた。随所にグループのメンバーカラーを用いたカラフルな絵も、メンバー想いな彼らしい。

 いくつもの声色を使い分けるテクニック、感情を込めたセリフ回しは、さすが演技仕事の多い桐山。彼にしかできない支援だ。

Smile Up ! Project 〜紙芝居「てあらい うがい」〜 桐山照史

 プロジェクト動画は、執筆時点で第7弾までアップされている(日々追加されているコンテンツについてはまた別の機会にふれさせていただきたい)。プロレベルの大作を見せてくれた桐山や、公式TwitterでアップされているKAT-TUN・中丸雄一の四コマ漫画は別として、そろそろ「(これは笑わせに来ているな……?)」と気付く。木村、城島以降、どう考えてもオリジナリティがあふれすぎている。

 そう、これは「Smile Up ! Project」。我々がほんのひとときでも笑うことができれば、きっとそれでいいのだ。もちろんそれぞれが、最前線で頑張る人たち、自粛期間を過ごす人たち……さまざまな環境に置かれているすべての人たちに向け、彼ら自身の言葉で真摯なメッセージを送っている。感謝、エール……表現はそれぞれだが、思いの丈をしっかりと伝えたそのあと、ひとときクスっと笑顔にさせてくれる。暗くならない、それが良い。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「音楽シーン分析」の最新記事

もっとみる