亀梨和也×山下智久、『野ブタ。をプロデュース』特別編で初解禁した「青春アミーゴ(2020ver.)」 原曲からの変化を考察

 KAT-TUN・亀梨和也と山下智久が出演したドラマ『野ブタ。をプロデュース』特別編(日本テレビ系)が4月11日、18日の2回に渡って放送された。それぞれ10%超えの高視聴率を記録。SNSでも関連ワードがトレンド入りを果たした。

 中でも、ドラマの主題歌であり、当時160万枚のミリオンヒットを飛ばした「青春アミーゴ」の2020年版「青春アミーゴ(2020ver.)」が18日放送回のエンディングで解禁され、ファンの関心を集めた。

 「青春アミーゴ」は劇中の役名・修二と彰名義でリリースし、当時、山下はNEWSのメンバー、亀梨はKAT-TUNに所属していたがグループとしてはCDデビュー前のことだった。

 当時の歌声は、当然ながら声もやや高めで初々しさが感じられた。数々のステージに立ち場数を踏んできただけのことはあり、20歳前後とはいえ安定感のある歌声。キレのある歌い方を交えながら感情を込め、当時なりのセクシーさも健在だ。

 2020ver.は、当時よりは微妙に声が低め、吐息の交え方が絶妙で、30代男性ならではの大人の艶っぽさがある。歌詞に込められた意味やストーリーを、当時よりも深く捉えたであろう印象。この15年の間に数え切れないほどのステージ、作品に出演して経験を積んできた彼ら。歌詞の持つ世界観を演出する表現力と声質をブレンドし、ドラマや映画でセリフを発するような含みのある言葉の置き方が、深みをもたらしていた。同じ楽曲、当時とほぼ変わらないであろう音源で、こうも違うものか。亀と山Pとしてリリースした「背中越しのチャンス」で聞かせた、軽やかな印象とも違う、2020ver.には艶っぽさと聴く者を包み込む包容力を感じた。

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