Juice=Juice、元こぶしファクトリー 井上玲音加入は必然? 宮本佳林やグループとの共通点を探る
4月1日、ハロー!プロジェクトのアイドルグループJuice=Juiceに、元こぶしファクトリーの井上玲音が加入することが発表された。こぶしファクトリーは3月30日に惜しまれつつも解散した、同じくハロプロの5人組アイドルグループ。井上以外の4人は次なる夢に向かって「ハロプロ卒業」を決断したが、井上は残留し、Juice=Juice入りすることになった。
あくまで個人の感想だが、今回の人事は「予想通り」ではあった。きっと、同じように予想していたファンも多いのではないだろうか。理由は2つ。今年予定されている宮本佳林の卒業と、Juice=Juiceとこぶしファクトリーがともに「歌」に力を入れているグループであるという点だ。
それぞれについて、もう少し詳しく語っていこう。
まず、宮本佳林の卒業について。宮本は2013年のメジャーデビュー以降、常にJuice=Juiceのセンターとして走り続けてきた人物だ。立ち位置はもちろん、精神的にも、グループの「核」だったように思う。
小柄で可愛らしい外見からは想像もつかないほどストイックで、「こう」と決めたら自分が納得するまでやり通す。ハロプロ研修生時代には、小学生ながら朝4時に起きてひとりでダンスの自主練に明け暮れていたという(参考)。
グループとしてデビューしてからも、「どうすれば、もっとうまく楽曲を表現できるか」を考えてパフォーマンスを続けた宮本。そんな宮本に引っ張り上げられるように、ほかのメンバーもぐんぐんとスキルを高めて行った。
そんな偉大な宮本の卒業で、Juice=Juiceの形は大きく変わることになるだろう。そこに井上が新たな風を吹かせてくれるはず。なぜなら彼女もまた、パフォーマンスに対して真面目で、熱い思いがあるアイドルだからだ。その証拠に、3日に公式YouTubeチャンネルにアップされた動画「井上玲音 Juice=Juice加入スペシャル」の中で、井上はハロプロに残留を決めた理由として次のように語っている。
「まだ、自分の歌とダンスに納得していないので。自分が納得できて、周りの人からも『れいれいの歌とダンス、すごいよね』って言ってもらえるようになるまで、もうちょっと頑張りたいなと思ったので、残ることにしました」
すでにこぶしファクトリーのメンバーとして、高いパフォーマンス力を評価されていた井上だが、さらなる高みを目指したいと決意して残留を決意した。Juice=Juiceは、そんな井上の成長の場としても、素晴らしい環境だろう。