IDOLiSH7ら誕生日企画『RabbiTube』はなぜ好評? ファンとアイドルの間に生み出す幸福な循環
昨今、動画配信サイトの普及により、いわゆる動画クリエイター、配信者や企業だけではなく、アイドルやタレントも動画配信に乗り出している。そんな中、先日3月3日に誕生日を迎えたIDOLiSH7・和泉三月が誕生日当日に「『RabbiTube』クリエイターにチャレンジ!」という動画をアップ。SNSを大いに沸かせた。
これはRe:valeの冠番組『Next Re:vale』の出張版として、IDOLiSH7、TRIGGER、Re:valeが自身の誕生日に動画をアップするという企画の第3弾。これまでも、1月に誕生日を迎えたIDOLiSH7和泉一織、2月に誕生日を迎えた二階堂大和がすでに動画をアップしている。
様々なお題に挑戦するバラエティ定番の企画内容ではあるが、グループ活動のわちゃわちゃした楽しさとは一味違う。1人で進行することもあって、個人の特性が活かされた動画となっているのだ。
例えば和泉三月の動画では、普段は他のメンバーを立ててトークを回すことの多い彼が、一人喋りでもその高いMC能力を発揮。バラエティのツボを押さえたリアクションや進行はもちろんのこと、お菓子作りに無言で夢中になる姿や、実弟との思い出話やメンバーの話をする優しい表情など、一人だからこそ観られる場面が多々ある。
このように今回の『RabbiTube』企画は、個々のタレントとしてのポテンシャルや、ところどころに垣間見える素の表情など、彼らの個性と魅力を再確認できる充実の内容となっている。動画配信ならではのゆるい雰囲気も楽しい。熱心なファンにはたまらない動画であることは間違いないが、ファンでなくとも彼らが楽しんでいる姿を見て癒される人も多いのではないだろうか。
今、アイドルの誕生日は、あらためてファンがアイドルへの愛を様々な形で発信・宣言する節目の日として定着している。ファンがSNSで祝うことが定番となり、アイドルの元へも様々なメッセージが届けられることだろう。逆にアイドルにとっても、ファンへのメッセージを届けるいい機会となっているようだ。