Hey! Say! JUMPやSexy Zoneへの期待、Travis Japanとなにわ男子の存在感……「ジャニーズ楽曲大賞」結果に見る変化の兆し

MV部門、未音源化部門に見られるジャニーズJr.の存在感

 楽曲部門以外に目を移してみると、MV部門は500ポイント内に6曲がひしめく大混戦でした。その中で、1位を獲得したのがTravis Japanの「Namidaの結晶」。ジャニーズJr.のMVが、2018年のSixTONES「JAPONICA STYLE」に続いてのMV部門首位となりました。近年大きな盛り上がりを示すジャニーズJr.の強さを、2019年も引き続き示したと言えます。

Travis Japan「Namidaの結晶」MV (「虎者 ―NINJAPAN―」テーマソング)

 未音源化部門で1位を獲得したのは、なにわ男子の「ダイヤモンドスマイル」。前年との比較では、なにわ男子の「なにわLucky Boy!!」が8位だったことを考えると、その成長は著しいです。なにわ男子のキラキラ感を印象づけた楽曲の良さもあり、従来の関西らしい楽しさ、面白さといった魅力も相まって、まさに関西発の次世代アイドルという存在感を感じさせる楽曲となりました。

 なにわ男子の「ダイヤモンドスマイル」とTravis Japanの「Namidaの結晶」は、非常に対照的な楽曲ながら、双方の個性を際立たせる結果となりました。グループとしてのカラーがあるのは、やはり強いです。今のジャニーズJr.はTravis Japanとなにわ男子が牽引している、そんな印象を強くしました。

2020年はさらに大きな動きが期待できる年

 先にも述べたとおり、2020年に向けて各グループはそれぞれの存在感をさらに発揮すべく、大きな動きを感じさせています。若手グループが続々とメジャーシーンに参入する中、ベテラン・中堅グループがこれまでの集大成や新たな一面を見せることで、ファンの心を捉えようとします。

 2019年の「ジャニーズ楽曲大賞」の結果は、2020年をより印象的な年にするための、助走にあたる年だったと言えるでしょう。変化に向けての兆し、その先には、各グループがかつてないほどの大きな存在感を示す未来が待っている、そんな期待を僕はしています。

■ジャニヲタおじさん
ジャニヲタのおじさん。1974年生まれ。福岡県在住。AB型。妻、息子、娘の4人家族。ジャニーズを見て、かっこいいな、素敵だなと思ったことをTwitterやブログに記しています。
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