King & Prince、一度知ると抜け出せない“沼”の正体 「koi-wazurai」MVでも楽しめる自然体の姿

 King & Princeが8月28日に、4thシングル『koi-wazurai』をリリースする。発売に先駆けて、表題曲のMVが公開された。平野紫耀の主演映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の主題歌にふさわしく、ラブレターがうまく書けない平野をメンバーが応援するというストーリー仕立て。

King & Prince「koi-wazurai」Music Video

 黒縁メガネの理系男子に扮した神宮寺勇太に、バスケットボールを人差し指で回すスポーツ少年な高橋海人、ペイントまみれで無邪気に振る舞うクリエイティブ男子の岸優太。そして、ギター片手に不敵な笑みを浮かべる永瀬廉と、「ぜひともこの役柄で1本のドラマを!」と言いたくなるような、思わずワクワクしてしまう設定だ。

 それぞれ得意な部分を活かす形で恋のアドバイスするのだが、ボールを気持ちに見立てて受け止める練習をしたり、「好き」という想いを声に出して歌ってみたり……と、平野は翻弄されっぱなし。さらには、書きかけのラブレターを高橋が奪い取り、メンバーの間でパスを回すワチャワチャな展開が繰り広げられ、なんとも微笑ましい映像に仕上がっている。

 デビューシングル曲「シンデレラガール」で、白馬に乗った王子様のごとく颯爽と現れたKing & Prince。MVも、まるで「あるところに、6人の王子たちが住んでいたのでした」と、おとぎ話を読んだときのようなときめきをくれた。2thシングル曲「Memorial」のMVでは、たくさんの花に囲まれ、彼らが紡ぐ甘くやさしい世界を印象づけ、King & Princeらしさを確立。

 すると、3rdシングル曲「君を待ってる」のMVでは、白シャツにデニムと親近感あふれる姿を披露して、徐々に近づいてきた印象の王子たち。そしてついに本作では、すぐ近くにいる同級生のような身近な存在として描かれているのが、ファンを大いに喜ばせている。なぜなら、彼らの魅力は「まさに王子!」という面だけではないことを知っているからだ。

 King & Princeは、王子が英才教育を受けるかのごとく、ジャニーズJr.時代に多くを経験してきた。歌も、ダンスも、演技も、デビュー直後から、堂々としたパフォーマンスでファンを魅了。また、苦しい場面を共にしてきたことから絆も強い。だからこそ、メンバーでいるときには遠慮なくボケられる。それゆえにイジりイジられる関係性が狙わずともチラ見えし、本人も気づいていない可愛らしさ=天然な一面が発掘されるのだ。

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