田代まさしの息子が示した、音楽の素晴らしさを教わった父親との向き合い方 支えていく姿勢に変化も
番組の終盤では、去年の逮捕以降の竜也の姿を捉えた。今年1月、田代まさしが保釈後に茨城の支援施設に滞在しているとわかったが、竜也さんへの連絡がなかった。父の支援者に“僕の方に連絡するように伝えてくれないだろうか”とメールを送る姿は、どこか思い詰めた様子だ。また、竜也は田代まさしが通っていたという都内の回復施設を訪れた。薬物依存に悩む父を支えることに関して、“支えていくってなんだろう”と思い悩んだ様子だった。そこで「支え手になり過ぎないで」とアドバイスを受けた竜也。依存症の人には家族が自立することで安心感を与えることが大事だ、と考えた竜也の姿には新たな前進があったように思えた。家族として父のそばにいる決意を胸に、竜也は父に手紙を出した。「パパへ」という文から始まる手紙には、「本当のことはもう聞かない」と記す竜也なりの今の考え方も十分に反映されていた。「また一から頑張ろう」と父に宛てたメッセージは、自分も頑張らねばという気持ちになった自身にも訴えているようだった。