GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ……“Jr.EXILE”4組のパフォーマンスの特徴は?
2019年、GENERATIONS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、FANTASTICS from EXILE TRIBEに、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEらグループ名に“from EXILE TRIBE”を掲げた4組の若手グループを指す“Jr.EXILE”の活動がとても活発だった印象だ。2020年には『LDH PERFECT YEAR 2020』も開催し、ますますEXILE TRIBEの勢いも増していくと思われるが、ここで一度Jr.EXILE4組のパフォーマンスの特徴を改めて挙げておこう。
GENERATIONSは7人全員が踊れるダンス&ボーカルグループとしてデビューし、12月31日には『第70回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に初出場を果たす。Jr. EXILE世代を牽引する彼らだが、バラエティ番組などでも活躍しグループのアイコン立ち位置となっているパフォーマーの関口メンディーや、単独で映画やドラマに出演し若い女性からの支持も多く得ているボーカルの片寄涼太など、メンバーが異なる分野で人気を博しているその多様性はパフォーマンスにも反映されている。『MTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2016』で“最優秀振り付け賞”を受賞した「AGEHA」はグループのスキルフルな面を活かしたパフォーマンスで、先輩たちのグループと比較しても突き抜けたスピード感を持つグループという印象が強かったが、今では爽やかな楽曲からメッセージ性の強いバラードまで幅広い楽曲を、メンバーの個性で表現している。それまでとは一味違う新しいLDHのカラーを確立したGENERATIONSだが、メンバーそれぞれに強みがあるからこそグループとしてのパフォーマンスがより強力なものとなっていると言える。
THE RAMPAGEは16人という大所帯グループが魅せる圧倒的なスケール感が特徴である。大人数であることを活かした3列でのパフォーマンスで奥行きを生むダイナミックさや横1列で並んで踊るパフォーマンスの爽快感など視覚的なインパクトで観る者を魅了している。ボーカルが3人いるのも新鮮な配置だ。ボーカルの1人がセンターポジションにつきその周りをパフォーマーが囲むという構成が多いため、グループとしての一体感の生まれ方も一味違う。また、Jr. EXILEの中でもEXILEらしさを強く継承したストリート感はTHE RAMPAGEならではの威勢の良さを演出し、力強さをアピールし続けるそのブレなさは年々説得力が増している。そのストリート感の中でもメンバー各々が色んな熱さを持っており、その漲る熱さを全身で表現するパフォーマーもいれば、ボーカル川村壱馬のように秘めたる熱さを持つメンバーもいて、各々の熱さが集結したことによるパフォーマンスは感動を生み出している。