『アナと雪の女王2』歌詞から分析するアナとエルサの心情 『Mステ ウルトラ SUPER LIVE』で劇中歌初披露も

 12月27日の昼12時から放送される『MUSIC STATION ウルトラ SUPER LIVE』(テレビ朝日系)で披露される「ディズニーメドレー」。そのなかで、11月22日に公開され、前作と同じく爆発的なヒットを記録している『アナと雪の女王2』の楽曲が歌われることが発表されている。1曲は、日本版のアナの声を務める神田沙也加が歌う「わたしにできること」。さらに、日本版の劇中ではエルサの声を務める松たか子が歌う「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」を、エンドソングとして歌う中元みずきも出演する。前作『アナと雪の女王』からは、今や大人から子どもまで口ずさめる代表曲「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」が生まれたが(なお、前述の『Mステ』には、この楽曲をエンドソングとして歌ったMay J.も出演)、『アナと雪の女王2』も名曲の宝庫だ。そして、これらの名曲を支えているのは3本の柱である。

 まずは、ディズニーの“伝統”と“時代性”を併せ持つ映像美にマッチした、スケール感たっぷりな楽曲と演奏。さらに、ミュージカルの経験も豊富な松たか子や神田沙也加といった声優陣、さらには今回のエンドソングでデビューを果たした“シンデレラガール”中元みずきの圧倒的な歌唱力。もうひとつが、物語のテーマを際立たせ、登場人物の心情をまっすぐに届けてくれる歌詞だ。今回は、『MUSIC STATION ウルトラ SUPER LIVE』をより楽しむために、そして『アナと雪の女王2』の世界観をより理解するために、いくつかの劇中歌の歌詞を掘り下げていきたい。

 『アナと雪の女王2』で描かれているのは、前作に散りばめられていた数々の謎の答えである。いまの自分に不満はないけど、少しだけ変わりたいと思っている。でも変わることも怖い。そんなときこそ、自分の心の声に耳を傾け、心のままに一歩踏み出そう。それが表現されている楽曲が、アナにとっては「わたしにできること」であり、エルサにとっては「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」である。

 まず、「わたしにできること」から触れていくと、歌い出しこそ〈こんな暗さは/生まれて初めて〉〈もうつらい/すごく悲しい/もう無理だよ〉と弱音しか出てこないのだが、中盤には〈どんな時も/進めと/そうよ/やろう/できることを〉という前向きな姿勢が表れ、最後には〈自分の心に従う〉〈もう何も/悔いはない〉というところまで突き抜けていくのだ。たった1曲の中で、少女が大人の女性へと成長していく様子を、見事に描き切っている。また、その歌詞に合わせて、弱々しい歌声から凛とした歌声へと変化させていく神田沙也加の歌唱力だけではない表現力にも、舌を巻かずにはいられない。

Sayaka Kanda – The Next Right Thing (From “Frozen 2″/Lyric Video)

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