嵐、Kis-My-Ft2、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP……「動員力ランキング」を機に考えるジャニーズコンサートの魅力

 先日、『日経エンタテインメント!』にて、アーティストの「コンサート動員力ランキング」が発表された。ジャニーズからは1位の嵐をはじめ、5位にKis-My-Ft2、7位に関ジャニ∞、8位にHey! Say! JUMPと、10位以内に4組がランクイン。数多の有名アーティストたちを抑え彼らがランクインしたのは、グループとしての人気はもちろん、それだけライブでのパフォーマンスが魅力的だからだろう。そこで各グループごとにライブパフォーマンスの魅力を考えてみたい。

 1年以上かけて全国5大ドームを回る『ARASHI Anniversary Tour 5×20』が明日12月25日でファイナルを迎える嵐。老若男女から愛され、様々な層のファンが駆けつける嵐のコンサートは、誰もが楽しめる構成になっているように感じる。今回の『ARASHI Anniversary Tour 5×20』も、昔から嵐を応援している人も、最近好きになった人も全員が楽しめる内容だ。彼らの曲は日常生活の中で耳にすることが非常に多く、誰もが知っている曲ばかりなのだ。さらに、嵐のコンサートは度肝を抜かれる登場シーンを始め、ムービングステージやトロッコ、リフターなどの大掛かりな装置、映像や凝った照明などもお楽しみのひとつ。“国民的アイドル”の代名詞となった嵐ならではの豪華絢爛なコンサートは、紛うことなきエンターテインメントショーである。「一度見てみたい」と言う人が後を立たないのも納得だ。

Kis-My-Ft2

 2019年5月6日から7月14日まで5大ドームツアー『Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2019 FREE HUGS!』を開催したKis-My-Ft2。いつもバラエティ番組等で笑わせてくれる彼らだが、コンサートでは一転、“アイドル・Kis-My-Ft2”の姿が見られる。同ツアーでも、オープニングの「A.D.D.I.C.T.」では黒を貴重としたクールな衣装で登場してビシッとダンスを決めたり、デビュー曲の「Everybody Go」では十八番のローラースケートで颯爽とドームを駆け巡ったり、とアイドルらしい部分がしっかり見られる。コンサートに参加している間、そんなKis-My-Ft2の姿を見続けられるのはファンにとってはたまらない。しかし、MCでは7人でワイワイ楽しそうにじゃれ合いながら笑いを取る、という彼らのバラエティ魂も健在だ。このギャップがKis-My-Ft2のコンサートが人気である理由のひとつなのかもしれない。

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