12月1日に『REDLINE ALL THE BEST 2019 ~10th Anniversary~』が千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールにて開催された。このイベントはジャパンミュージックシステム(JMS)が主催するライブイベント『REDLINE』の立ち上げから10周年を記念して開催されたもの。初年度から今年度まで、04 Limited Sazabys、My Hair is Badなど『REDLINE』にゆかりのあるバンドが一堂に会する祭典だった。本記事ではイベントの全体像を振り返る。
Crystal Lake (Photo by Takashi Konuma)
SHANK(Photo by スズキコウヘイ)
HEY-SMITH(Photo by スズキコウヘイ)
ROTTENGRAFFTY(Photo by スズキコウヘイ)
クリープハイプ 尾崎世界観(Vo)(Photo by スズキコウヘイ)
SiM(Photo by スズキコウヘイ)
Nothing's Carved In Stone(Photo by Takashi Konuma)
04 Limited Sazabys(Photo by Takashi Konuma)
04 Limited Sazabys GEN(Ba.Vo)(Photo by Takashi Konuma)
My Hair is Bad(Photo by Takashi Konuma)
My Hair is Bad 椎木知仁(Gt.Vo)(Photo by Takashi Konuma)
この日、会場には音の鳴り止む瞬間が終演まで一切なく、どこかのステージでバンドが常に音を鳴らしている状態だった。そしてどのステージでも熱量のあるライブの連続だったことは間違いない。時に、あまりの熱狂にライブが中断されるなどのハプニングもあったが、「ここをライブハウスにする」という気概の表れだったように思う。なによりトリッキーで最高だったのは、2つのステージのど真ん中に組まれた360度センターステージのRIOT STAGEでのライブだ。一言で言えば圧巻だった。あのステージは、ライブハウスの空気感をそのまま持ってきたような、バンドもオーディエンスも魂剥き出しの熱狂的な空間で、ダイブ、ステージダイブも当たり前といった、音に掻き立てられた衝動が爆発していた。このステージでのアクトを務めたのはKOTORIとFOR A REASONの2バンドのみ。後に彼らのツイートからも確認できたが、本当に伝説のようなステージで、彼らのバンドキャリアにおいても忘れられない一幕になったのではないだろうか。