矢作萌夏、生田絵梨花、高山一実……AKB48&乃木坂46、歌唱力に注目集まるメンバーは?

乃木坂46『夜明けまで強がらなくてもいい』(通常盤)

 AKB48のほかにも、手越祐也と山崎育三郎が狩人「あずさ2号」、花*花は「さよなら大好きな人」を歌唱。乃木坂46は生田絵梨花と高山一実が中心となってザ・ピーナッツ「恋のバカンス」を披露する。『ベストアーティスト』当日、乃木坂46は国立代々木競技場 第一体育館で『3・4期生ライブ』を開催するため、1、2期生だけのレアなパフォーマンスとなる予定。生田は乃木坂46の活動と並行して、ミュージカル女優としても第一線で活躍しているメンバー。『レ・ミゼラブル』を筆頭に『ロミオ&ジュリエット』へ出演し、今後も『キレイ―神様と待ち合わせした女―』『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド〜汚れなき瞳〜』『四月は君の嘘』と来夏まで予定が入っている状態だ。乃木坂46としては、2017年12月に初のソロコンサート『MTV Unplugged: Erika Ikuta from Nogizaka46』を開催。宇多田ヒカルや平井堅らが立ってきた『MTV Unplugged』のステージでパフォーマンスを行っている。これまで、『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)や『ミュージックフェア』(フジテレビ系)、『うたコン』(NHK総合)でも数多くのミュージカル楽曲やカバー曲を披露してきた生田。今夏開催された乃木坂46のライブ『真夏の全国ツアー2019』では、「白米様」を「Dear white rice」として英詞に、映画『ドリームガールズ』風アレンジでパフォーマンスし、明治神宮野球場を圧倒していたのが記憶に新しい。

 高山も、生田とともにグループ初期からそのボーカルが認められているメンバー。白石麻衣とのユニット・WHITE HIGHの楽曲「渋谷ブルース」、歌唱力に定評のあるメンバー5人(衛藤美彩、川村真洋、桜井玲香、白石麻衣、高山)でのユニット曲「私のために 誰かのために」は、乃木坂46の楽曲の中でもハーモニーが響く、古くからの人気曲だ(現在「私のために 誰かのために」のオリジナルメンバーは、白石と高山のみ)。また、最近では、高山は今年5月に『ミュージックフェア』にて、桜井玲香、堀未央奈、久保史緒里とともに「ロマンティックあげるよ」を歌唱。生田とは、乃木坂46内の軍団「チューリップ」で一緒のメンバーということも、今回のメドレーコラボへの期待が高まる要素だ。

 ハモリメドレーということで、AKB48、乃木坂46それぞれがパフォーマンスする時間は極めて短いと予想される。けれど、視聴者の期待を超えるようなハーモニーで大きな反響を呼ぶパフォーマンスになるはずだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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