矢作萌夏、生田絵梨花、高山一実……AKB48&乃木坂46、歌唱力に注目集まるメンバーは?
本日、11月27日放送の音楽特番『日テレ系音楽の祭典 「ベストアーティスト2019」』(日本テレビ系/以下『ベストアーティスト』)の「ハモリメドレー」コーナーにて、秋元康がこの番組のために書き下ろした楽曲「愛する人」をAKB48が初披露する。
「愛する人」は、番組からのオファーで実現した美しいコーラスが魅力の楽曲。今回の発表に合わせて、秋元は「人間の声は温かい。コーラスは、いくつもの温かさが重なる声の陽だまりです。恋人、家族、片思いの人、テレビの前のみなさんが、自分の大切な人を思い浮かべて聴いてもらえるような歌を作ろうと思いました」とコメントしている。
これまで、AKB48がより歌に重きを置いて、テレビ出演したことは何度かある。まず思い出されるのが、2017年、松井珠理奈と宮脇咲良をセンターにリリースした48枚目シングル曲「願いごとの持ち腐れ」。『第84回NHK全国学校音楽コンクール』中学校の部の課題曲として、テーマ「夢」をもとに制作された楽曲だった。課題曲を披露する番組『発表! Nコン2017課題曲 ~第84回NHK全国学校音楽コンクールに向けて~』(NHK Eテレ)では、メンバーが仕事の合間を縫って合唱練習を繰り返し、「願いごとの持ち腐れ」を合唱で披露した。MVは、閉校した全校生徒12名の静岡・浜松市立鏡山小学校にて「別れ」をテーマに撮影されており、「声を合わせて唄おう。心が離れ離れにならないように」というテロップが印象的だ。
2018年1月には、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にて、AKB48ボーカル選抜が「予想外のストーリー」を初披露している。この楽曲は50枚目シングル『11月のアンクレット』に、ボーカル選抜楽曲として収録。AKB48から峯岸みなみ、柏木由紀、横山由依、田野優花、岡田奈々、SKE48から高柳明音、NMB48から山本彩、白間美瑠の8名が参加した楽曲だ(田野優花は2018年8月、山本彩は2018年11月に卒業)。当時、山本が「こうしてシングルではない楽曲にもスポットライトを当てて頂き光栄に思います」とツイート(参照)しているように異例の初披露ではあったが、その分「AKB48は歌でも勝負できる」ということを見せつけた出演だったように思う。
そして、今回『ベストアーティスト』で披露するのは、ハーモニー。合唱とも、歌い上げるのとも違う。時が経ち、ボーカル選抜からは何人かが卒業してしまっているが、今回メドレー枠とは別に披露されると思われる最新シングル曲「サステナブル」の選抜メンバーには、岡田奈々、柏木由紀、横山由依、白間美瑠がおり、「愛する人」にも参加するのは間違いないだろう。注目は「サステナブル」のセンターを務め、先月開催された『第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』で優勝を勝ち取った矢作萌夏。2020年2月をもってグループから卒業、活動は年内いっぱいを予定している。おそらく『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)が彼女のラストステージとなり、今回のハーモニーメドレーがその話題の先駆け的役割を果たすことになるだろう。