EXILE、三代目JSB、GENERATIONS……『ベストヒット歌謡祭2019』出演、EXILE TRIBE楽曲の特徴

GENERATIONS from EXILE TRIBE

 EXPG出身のメンバーで構成される若手グループ・GENERATIONSも、今ではJr.EXILE世代を引っ張る兄貴分として活躍中。ベビーフェイスにフレッシュな歌声、俳優としても人気の高い片寄涼太と、逞しい肉体と繊細な歌声というギャップが魅力の数原龍友をツインボーカルに据えながらも、デビュー当時から7人全員が踊れるボーカル&ダンスグループとして活動している。じつは、佐野玲於や小森隼のように幼少期からダンス一筋だったメンバーもいれば、関口メンディーのように大学生になってから本格的にダンスを始めたメンバーもいたりと、パフォーマーとしてのキャリアも年齢もさまざまな7人。それでも、ダンススキルの高さはもちろん、メンバー同士の仲の良さもピカイチで、バラエティで鍛えられたトーク力やコメディセンスも含めて、あらゆる方向性でエンターテインメントを届けようとする姿勢が彼らの魅力だ。さらに近年のライブでは、片寄涼太がピアノ、数原龍友がドラム、関口メンディーがラップ、白濱亜嵐がDJプレイを披露する場面もあり、その可能性は広がるばかり。

GENERATIONS from EXILE TRIBE / DREAMERS (Music Video)
GENERATIONS from EXILE TRIBE『DREAMERS』(CD+DVD)

 楽曲の世界観も、デビュー当時は10代のメンバーもいたため、甘酸っぱい恋心を描いたラブソングや新世代の勢いを感じさせる楽曲が多かったが、年を重ねるごとに表現の幅が広がっている。とはいえ、彼らはまだ挑戦者としてさらなる夢に向かっている途中――。今回披露する「DREAMERS」も、歩幅を合わせて一緒に前に進んでいくような温かな応援歌となっている。MVでは、中務裕太が番組AD、小森隼がバンドマンというように“もし自分がGENERATIONSにいなかったら”というテーマでメンバー各々が第2の人生を熱演しているが、『ベストヒット歌謡祭 2019』では、つい体が動いてしまうようなキュートな振付にも注目したい。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

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