嵐、デジタル&サブスク楽曲配信でチャートはどう動いた? ビルボード指標にSpotify追加も追い風となるか

 ジャニーズ事務所所属歌手においては、おそらくは事務所の方針でデジタルに明るくなれなかったためにシングルCDセールスに頼らざるを得ない事情があったと推測されますが、そんな中で主演ドラマ『インハンド』(TBS系)の主題歌となった山下智久「CHANGE」は、配信先がレコチョク等に限定されながらもダウンロードが解禁されたことで、ビルボードジャパンソングスチャートのダウンロード指標で最高5位を記録し、総合でも前作「Reason」を大きく上回るヒットに。嵐のデジタル解禁を前に大きな成功例を残しています(参照:筆者ブログ)。

 この前例を踏まえても、次週11月18日付のビルボードジャパンソングスチャートで「Turning Up」がどこまで伸びるか、とても気になります。次週の集計期間初日にあたる11月4日付においては、Spotifyデイリーチャートで「Turning Up」が4ランクアップし3位に入ったほか、解禁された全ての曲が200位以内に登場しています。しかもこのタイミングで、ビルボードジャパンは次週発表のソングスチャートからストリーミング指標に新たにSpotifyを加えると発表しており、これも嵐にとって追い風になるでしょう(参照:Billboard JAPAN)。CDを発売せずとも「Turning Up」がチャート上でも結果を残すことができれば、いよいよ他のジャニーズ事務所所属歌手も追随するかもしれません。

■Kei
チャート愛好家。青森県弘前市のFMアップルウェーブ『わがままWAVE It's Cool!』(毎週日曜17時)スタッフのひとり(DJネームはブレストコナカ)。音楽/ラジオに関するブログ【face it】を日々更新中

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