THE RAMPAGE、パフォーマンスにさらなる磨き 「SWAG & PRIDE」MVなどから魅力を探る

 「SWAG & PRIDE」は、ギターリフの映えるバンドサウンドと重厚なビートが後押しするなか、頂点を目指す男達の信念や覚悟、生き様を描いたロックチューン。映画に向けて制作されため、その物語に寄り添った歌詞にはなっているものの、仲間と力を合わせて夢を追うTHE RAMPAGEの姿は、物語の内容をまだ知らないリスナーにとっても応援歌として響くことだろう。川村壱馬の芯の強い歌声が男達の闘志を表現しているとすれば、吉野北人とRIKUの歌声は、軽やかにジャンプして相手に飛びかかるイメージや、仲間との爽やかな友情のワンシーンを浮かび上がらせるような存在。じつにバランスのいいハーモニーが、この曲のキャッチーさをさらに引き立たせる。なお、THE RAMPAGEでは主にLIKIYA、山本彰吾、与那嶺瑠唯、陣が振付を担当しているが、他のメンバーが分担して振付を考えることもあり、今回は『HiGH&LOW THE WORST』にも出演している鈴木昂秀と龍が制作。大型タイアップで初めて振付を任され、プレッシャーもあったというが、ライブ映え抜群のダイナミックな振付が完成した。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / SWAG & PRIDE (Music Video)

 ちなみに、ボーカル3人が歌に徹している「SWAG & PRIDE」に対し、アルバム『THE RIOT』のリード曲「Move the World」などでは16人全員でダンスを披露。パフォーマーだけを見ても、LIKIYA・藤原樹はR&B、陣・与那嶺瑠唯はポッピン、後藤拓磨はオールドスクールヒップホップ、長谷川慎・武知海青はクランプ.、浦川翔平・岩谷翔吾はニュージャックスウィングというようにそれぞれ得意とするジャンルが違うため、MVではソロダンスも必見だ。上裸組(?)の武知海青・LIKIYAの肉体美にもぜひ注目していただきたい。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / Move the World (Music Video)

 来年は『LDH PERFECT YEAR 2020』の一環として、2月から『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2020 "RMPG"』を開催することも決定している彼ら。本日10月25日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)出演でさらに脚光を浴びるであろうTHE RAMPAGEが、2020年、日本中で暴れ回る。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

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