EXO チェン、ベクヒョン、D.O. ソロ作から感じるボーカリストとしての個性
ソウルフルでエモーショナルなD.O.
D.O.は、EXO-Kのメンバーとしてデビューした。幼い頃からR&Bの曲を好み歌っていたという。高校生の頃に参加した『京畿道青少年大会』でSMにスカウトされ、その後2010年にSMキャスティングシステムを通じて入所した。
最近は、俳優としての活動が目覚ましく、2014年に先述したドラマ『大丈夫、愛だ』に初めて出演し、その後は映画やドラマと活動の幅を広げている。2018年に韓国で公開された映画『スウィング・キッズ』では、戦時下の中でタップダンスに命をかける兵士の役を熱演。2020年2月には日本でも上映されることになっている。
D.O.は、ソウルフルな声を持ち、エモーショナルなR&Bに根付いたスタイルを持っている。その歌声は“SMサウンド”の生みの親、ユ・ヨンジンのブルージーさを彷彿させる。2019年7月には久々のソロ曲「That’s okay」を配信。最近は俳優としての活動が目立っていたが、歌声は衰えず、リスナーの心を揺さぶってくれる。
今後のEXOの行方は?
EXOはシウミンとD.O.の2人が兵役についており、1991年生まれのスホや、1992年生まれのチャンヨル、ベクヒョン、チェンも続いて入隊することになると思われる。ソロ活動を頻繁に行いながらも、兵役中の2人のメンバーを欠いた状態で、ワールドツアーを行い、10月には日本ツアーも開催している。“完全体”での活動は少し先になりそうだが、今後に注目したい。
■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等