SHINee テミン、EXO ベクヒョン&カイら参加 新ユニット Super Mの注目ポイントを解説

 8月8日、SMエンターテインメントから新ユニット・Super Mが誕生することが発表された。アメリカのキャピトル・レコードとタッグを組んで10月を目標に制作を進めており、韓国とアメリカを中心に展開予定。ユニットにはSHINee・テミン、EXOよりベクヒョンとカイ、NCT 127のテヨンとマーク、WayV・ルーカスとテンが所属する。“M”は「MATRIX & MASTER」の頭文字とのことで、イ・スマン会長は「K-POPのアベンジャーズ」と称しているという。発表直後には「#SuperM」がTwitterで世界トレンド入りするなど、すでに注目を集めているユニットだ。そこでK-POPグループに詳しい、ライターのDJ泡沫氏にSuper M結成の経緯やポイントを聞いた。

テミン『Famous』

「今回はキャピタル・レコード側からイ・スマン会長に『西洋と東洋のシナジーを生み出すようなグループを』と依頼があり、SMがプロデュースして結成されたそうです。YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントといった複数のグループが所属する大手事務所ではグループを超えたユニットはありました。SMでも過去に、EXO・カイやレイ、東方神起・ユンホなどダンスに自信のあるメンバーを集めたS.M. The Performanceなど、事務所内ユニットがありましたが、MVや年末の歌謡祭(音楽特番)出演などごく限られた活動だけ。Super Mも限定的なユニットという見方もありましたが、かなり本格的に活動するようですね」

 今回話題になっている理由の1つは、やはり豪華なメンバーたち。メンバーが入隊中で“完全体”ではないEXOやSHINeeのメンバーが入るのは必然かもしれない、としながら泡沫氏はメンバー選出の狙いと注目ポイントを以下のように語る。

「SMの中でも特に評価が高いメンバーが集まっているグループだと思います。SMの一番の強みはやはりダンス。テミンはもちろんですが、EXOでダンスといえばカイですし、NCTでダンスの上手いメンバーと考えると当然テンとテヨンが入ってくるし、ラップ担当のマークもダンスが上手いです。これを踏まえるとボーカルや歌というよりは、パフォーマンスに力を入れたグループになるのではないかと思います。

 アメリカの市場を考えると、今はヒップホップがメインストリームになっています。また、“韓国のボーイズグループ=ダンス”というイメージも強いので、アメリカから見たK-POPのイメージも踏まえてメンバーを選んでいるようにも感じます。短期間でルーキーからメンバーを選び、グループを組んで1から練習するというのは難しいこともあり、既存のメンバーで組んだのかもしれません。特にNCTは派生ユニットが新たに誕生することを前提に作られたので、メンバーは変則的なことに慣れている。また、EXOのベクヒョンもコラボやフィーチャリングの経験が豊富です」

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