KinKi Kidsとふぉ~ゆ~に感じる共通点とは? ゆるさ、メンバー愛、自然体な姿から考察

 越岡裕貴、松崎祐介、福田悠太、辰巳雄大からなるふぉ〜ゆ〜。彼らはCDデビューをせずにジャニーズJr.を卒業した異色のグループで、最近ではジャニーズ事務所初のLINE公式アカウント開設、レギュラーLINE LIVE『ふぉ〜ゆ〜達やっちゃいなよ!る〜るるる〜』の配信など、目覚ましい活躍を次々と見せてくれている。先日はメンバーの福田悠太と辰巳雄大が、コンビ「つ〜ゆ〜」として『M-1グランプリ2019』の1回戦を突破したという驚きのニュースもあった。

 こうして次々と活動の幅を増やしているふぉ〜ゆ〜はの雰囲気は、どことなくKinKi Kidsに通づるものを感じるときがある。そこで今回は、筆者が感じるふぉ〜ゆ〜とKinKi Kidsの共通点を挙げてみたい。

思わず癖になる、「独特のゆるさ」

 KinKi Kidsの魅力といえば、堂本光一と堂本剛が織りなす独特のゆるい空気感だろう。冠番組『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)を見ると、その様子がよく分かる。たとえば、9月28日放送回では和菓子の練り切り作りにチャレンジ。あんこが苦手が光一は、始まる前から「興味がない」と言い、オリジナル練り切り作りでは着色していないシンプルな白い練り切り餡を丸め、それと同じ餡で顔を付けて終了。一方剛は、サイケデリックな色合いのしずく型練り切りに紫蘇をトッピングしたオリジナル練り切り「シイタマ」を一心不乱に作る。ゲストの紗栄子に忖度する様子も一切なく、マイペースに練り切り作りに取り組んでいた。

 ふぉ〜ゆ〜のLINE LIVE『ふぉ~ゆ~達やっちゃいなよ!る~るるる~』も然り。9月19日の配信回では、大阪のお好み焼き屋でビールを飲みながら配信。注文したものを食べつつ、ビールもおかわりしながらゆるゆると番組は進行した。「イイ感じ(に酔っ払ってきた)」と言いつつ、ハイテンションに喋るメンバーたち。越岡裕貴が「僕レベルになるとヘラで直接(お好み焼きを)食べるんですよ」と言うと、松崎祐介は「ヘラクレス」とボソリ。完全なる飲み会のワンシーンだがこのゆるい雰囲気が視聴者の心を掴んでおり、両者の共通点とも言える。

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