Hey! Say! JUMP 有岡大貴、“架け橋”となる存在感 『シン・ウルトラマン』出演決定を機に考える

 真剣な眼差しで「求められているものをちゃんと出したいと思っている」と話していたのが印象的だった。この言葉は、役を演じるときやアイドルとして振る舞っているときだけでなく、彼自身の生き様そのものを表しているに違いない。

 『シン・ウルトラマン』出演に寄せて「ご出演者の皆様に比べ、僕はお芝居の経験が少ないです。足を引っ張ってしまわないか、オファーをいただいたときは、正直嬉しさよりも不安の方が上回ってしまいました。でも『シン・ウルトラマン』という作品に恥じぬよう誠意を込めて務めさせていただきます」と真摯に答えていたのもそうだ。

 少年のような屈託のなさと、大人の男性としての落ち着いた対応。このギャップが生み出せるのも、自分に何が求められているのかを察知する感度のいいアンテナを持ちあわせていればこそ。企画に合わせて、5歳児のようにハシャいでみせたり、共演者からイジられてみたり、かと思えばカメラの回らないところでは真面目に人や作品と向き合ったり……。その都度、自分なりに最適解を見い出し、いろんな顔を使い分けていく有岡から、ますます目が離せない。

(文=佐藤結衣)

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