関ジャニ∞ 大倉忠義はV6 森田剛に憧れていた? アイドル路線の初心を思い返す

 ジャニーズ=男前。そこに加えて、セクシーだったり、キラキラな王子様だったり、様々な魅力を持つグループがある中で「関ジャニ∞はカッコいいのに、たくさん笑わせてくれるところがいい」と話す高橋。少し照れながら大倉は「隙間産業で。言ったら、そこしかあいてなかったんで(笑)」と話し、「そもそも僕、V6の森田剛くんに憧れて(ジャニーズに)入ったので」と、もともと目指していたアイドル路線を明かす。

 「気がつけば、こういう人になってたんですよ、僕。コントっぽい曲をやったりさ、でもやっぱり一番最初に夢見て入ったのは、“そこよな“って思い出す。初心の気持ちになるっていうか。って思いながらも、今こうやって関ジャニ∞として出せてる楽曲たちに、誇りを持ちながら、心はやっぱり関ジャニ∞にすぐ帰っていくんですけど。一瞬ね、なんだった……なんでなんだろう……って思うときが(笑)」と、本音を吐露して笑いを誘った。

 ジャニーズメンバーの誰もが、ステージで輝く先輩たちに憧れて、その門をたたき、見よう見まねで学んでいく中で、自分たちらしさを見つけて羽ばたいていく。なかでも関ジャニ∞の進化は、ジャニーズの中でも革命とも言えるものだった。戦隊モノも、女装も、ふんどしも……なんだってやってやる! そんな男気溢れる覚悟が、カッコ悪いをやりぬくカッコよさとなって、関ジャニ∞を輝かせてきた。音楽フェスに参加すればロックファンにも一目置かれ、コントをすれば映画化まで漕ぎつける。そして今度は、関ジャニ∞の背中をジャニーズWESTをはじめとする関西ジャニーズJr.たちの後輩たちが憧れ、追っているのだ。

 いつかジャニーズシャッフルメドレーで、憧れの森田と共演する大倉の姿も見たいものだ。そして、おふざけなしの村上も。さらに言えば、今回は丁寧に踊っていた横山裕が乱れ舞う姿も見てみたいし、Jr.時代のような可愛らしい微笑みで歌っていた錦戸亮や、Sexy Zone中島健人&NEWS手越祐也とのセクシー対決になった丸山隆平の勇姿、Hey! Say! JUMPの有岡大貴とシャカリキに踊る安田章大の無邪気な姿も、何度でも見たい。

 ジャニーズシャッフルメドレーは豪華メンバーの意外な組み合わせが楽しい企画だが、関ジャニ∞に注目すると、何倍もおいしいお祭りに感じられる。次に開催されるのは、やはり年末だろうか。メドレーそのものはもちろん、その後に大倉の口から語られる反省会的トークも、今から待ち遠しい。

(文=佐藤結衣)

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