LDHと88rising、なぜコラボ? PKCZ®「CUT IT UP feat. CL & AFROJACK」の意義を読む
おそらくキーパーソンになるのはVERBALだ。彼は国内外に豊富なコネクションを持ち、本作にも参加したAFROJACKとLDHを引き合わせたのはVERBALだった(AFROJACKが語る、LDH世界展開の可能性「西洋の音楽産業を大きく変えうる」)。AFROJACKもいまやLDH EUROPEのCEOを務めるほどの信頼関係を築いた。また、88risingが昨年リリースしたコンピレーション『Head in the Clouds』に収録された「Japan 88」にはFamous DexやKeith Apeと並んでVERBALがフィーチャーされていたのも記憶に新しい。これも彼がそもそもm-floとして、「LOVES」シリーズなどを通じてさまざまな才能をつなぎあわせて渦をつくる役割を一貫して続けてきた人物であることを思い返せば、納得がいく。
こうした海外を見据えた展開が88risingとのコラボレーションによって大きく羽ばたくことはもちろん、LDHの国内での活動にフィードバックされることも期待したい。国内で圧倒的な人気を誇る彼らが内外のさまざまなカルチャーをつなぐハブとなれば、クリエイター側にもリスナー側にも面白いことが起こるはずだ。
■imdkm
ブロガー。1989年生まれ。山形の片隅で音楽について調べたり考えたりするのを趣味とする。
ブログ「ただの風邪。」
■配信情報
「CUT IT UP feat. CL & AFROJACK」
6月4日(火)配信リリース
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