IZ*ONE、世界へ羽ばたく予感と期待 日本1stファンミーティングを観て

IZ*ONE、世界へ羽ばたく予感と期待

 これまでの活動を紹介する映像を上映している間に衣装を着替えた彼女たちは「Violeta」で再び登場。テレビの音楽番組で7冠を手に入れるほどの大ヒットを記録した同曲に対する声援は他のどの曲よりも熱い。さらにレゲトン風の「Rumor」(Mnet『PRODUCE 48』のコンペティション曲)を軽やかに歌い上げ、ステージはいよいよ終盤へ。

 スペシャルコーナー「カラオケONE」では、大塚愛の「さくらんぼ」や宇多田ヒカル「First Love」、AKB48「ヘビーローテーション」など普段聴くことができないカバー曲を披露してファンとの一体感が増したところで、今度はオリジナル曲で客席を魅了する。愛する人との未来を願う「秘密の時間」(韓国1stミニアルバム収録曲)、ファンのために特別で大切な気持ちを込めた楽曲「Up(空の上に)」(韓国2ndミニアルバム収録曲)、韓国でデビューヒットとなった「La Vie en Rose」と充実の3曲を熱唱し、ヒートアップしたままファンミーティングの本編は終了した。

 だが、WIZ*ONEとの久しぶりの時間があっさり終わるわけがない。アンコールで登場した彼女たちはサプライズニュースを持って現れた。「Energetic」(Wanna Oneの大ヒット曲のカバー)、「NEKKOYA(ネッコヤ/PICK ME)」(Mnet『PRODUCE 48』のテーマソング)を歌った直後に、待望の日本2ndシングル『Buenos Aires(ブエノスアイレス)』を2019年6月26日にリリースすることを発表。祝福ムードに包まれた約2時間の大型イベントは無事に幕を閉じた。

IZ*ONE
IZ*ONE
IZ*ONE
IZ*ONE囲み取材の様子
previous arrow
next arrow
 
IZ*ONE
IZ*ONE
IZ*ONE
IZ*ONE囲み取材の様子
previous arrow
next arrow

 デビューしてそれほど経っていない新人が日本武道館の舞台に立つ。それでも緊張することなく終始にこやかに歌い踊るIZ*ONEは、すでにグローバルアイドルになる資格を備えていると言えるだろう。日本2ndシングルでどれだけステップアップできるのか、今から楽しみで仕方がない。

■まつもとたくお
音楽ライター。ニックネームはK-POP番長。『ミュージック・マガジン』や『ジャズ批評』など専門誌を中心に寄稿。ムック『GIRLS K-POP』(シンコー・ミュージック)を監修。K-POP関連の著書・共著もいくつか。LOVE FM『Kore“an”Night』にレギュラーで出演中。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ライブ評」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる