祭nine.、“令和初の武道館”への誓いと今後の目標「ボイメンのように夢を掴む瞬間を見せたい」

祭nine.、“令和初の武道館”への誓い

 今回初披露する、音楽ドキュメント番組『musicる TV』(テレビ朝日系)から生まれた新曲「ゴールデンジパングソウル」の話題になると、浦上拓也は「めっちゃ祭nine.らしい(曲だ)よね。(楽曲提供してくれた)岩越(涼大)さんは、僕たちのことをよく見て、本当に考えて作ってくださったので、その期待に答えられるように僕たちも今日は全力でパフォーマンスしたいなと思います」とより一層気合いを入れる。清水は「東京オリンピックの歌として、僕たちが歌える最大級の応援歌だなって。まだ歌う前なんですが、この曲を今日初めて聴いたみなさんから、“あ、なんか好き!”とか、“この曲を聴いて元気を受け取りました!”って言ってもらえたりするのを、今からとても楽しみにしています」と胸を高鳴らせ、神田は「応援歌って言ったんですけど、優しく背中を押すんじゃなくて、僕ららしく強く押す、叱咤激励するみたいな感じなので、この曲を聴いて熱く燃えながら、新生活とか新しい時代を生き抜いて欲しいなって思います」と力強く説明した。そんな熱いムードが漂う中、横山は「めちゃくちゃ盛り上がる曲。あとは〈ジバジバジパング〉っていうパワーワードがあるんですけど、これで流行語大賞狙っていきたいなと思います」と新たな目標を掲げ、笑いを誘う。

 また今回の日本武道館ライブ後の目標を尋ねられると、寺坂は「今回は戦う場所が東京ですが、次は僕たちの地元である名古屋でも、こういう大きなライブもしていきたいなと思っています。僕たち祭nine.の目標がどんな世界でも“テッペンを獲っていく”ことなので、日本を代表するようなグループになっていきたいですし、全国にもっともっと祭nine.の輪が広がっていくようなライブをしていきたいなと。今回のチャレンジには、本当にいろんな方に支えられてるということを感じながら、臨んで行きたいです」とまっすぐな眼差しで語る。会場から「“テッペンを獲る”ということは、次はドームと理解してよろしいですか?」という声が上がると、「フゥ〜!」と盛り上がる祭nine.のメンバー。野々田が「最終的に立てるように頑張ります!」と答えると、他のメンバーも「まだ立ったことないステージの方が多いので、全部立ちたいです」と意気込んだ。

 最後に寺坂が、祭っ子に向けて「僕たち祭nine.は、これからも本当にチャレンジしていくことを忘れずに活動していきます。そのチャレンジでみなさんに気持ちを伝えていきたいし、今回のライブを成功させて、どんどん新しい姿を見せて、これからも応援したいと思ってもらえるような存在になっていきます。もちろん今回のライブでも感謝の気持ちを伝えて行こうと思います。これからもどうぞ応援よろしくお願いします!」と元気一杯にコメントした。

 祭nine.のメンバーそれぞれが強い想いで挑んだ今回の日本武道館。いつも以上に熱いパフォーマンスとバラエティに富んだ演出であっという間の3時間だった。“令和初の日本武道館アーティスト”を背負うにふさわしい、彼らの覚悟がひしひしと伝わってくる濃密なステージ。祭nine.は、祭っ子のみんなと共に歴史に残る祭りを興したと言って間違いないだろう。

(取材・文=戸塚安友奈)

※高崎寿希也の「高」は「ハシゴ高」が正式表記。

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