KAT-TUNとともに育んだ絆 『タメ旅』番組スタッフが明かす、バラエティ通したメンバーの成長

『タメ旅』スタッフが明かすKAT-TUNの成長

上田くんの成長が、何よりもうれしい

――ここだけの話、上田くんに本気で殴られた、みたいなことはありましたか?

マッコイ:それはないですね。

――さすがに、そうですよね。ホッとしました。

マッコイ:ただ、僕もボクシングをやってるんで、上田くんとジムでスパーリングしたことがあるんですけど、そのときボコボコにされました。ここぞとばかりに俺を殴ってきて……。

――めちゃくちゃ殴られてるじゃないですか!(笑)。

マッコイ:ま、言っても上田くんがバンタム級なら、僕はヘビー級ですからね。だから、台湾のときとか「辛すぎたら、俺のここ(上腕)打ってこい」って耳打ちしてて。

田村:あれ、痛くなかったんですか?

マッコイ:全然! まぁ、上田くんは線が細いので、バッて打ってくるとたまに点でくるから、そのときは「痛っ!」って。

――痛いんじゃないですか!(笑)。

田村:でも自分から「本気で来い」って言ってるから、しょうがないですよね(笑)。

――まさに体当たりで築いた絆ですね。

マッコイ:僕は、上田くんの成長が何よりもうれしいんですよ。『タメ旅+』のオンエアを見てくれた方はわかると思うんですが、ちゃんと振ったことに対してボケますし、ツッコみますし。「ノリツッコミバスツアー」って企画は、本来ならば上田くんが一番嫌うようなネタなんですけど、それをあえてやることによって彼の中で免疫とか笑いを取る気持ちよさを感じてくれてんじゃないかな、と。笑いは、みんなで作るものなので。それをわかってくれたんだって思うと感慨深いです。「上田くんがあんなに面白いと思わなかった」って、違う局でもいろんな人に言われるのが本当にうれしい。

田村:上田くんには一番、お笑い1000本ノックしましたもんね。

マッコイ:上田くんはね、不器用なんですよ。不器用で、心が優しい。だから信用しない人の言うことは聞かないけど、「なるほど」って思ったら素直に取り組むんです。ボクシングと同じで。

――バラエティの恩師として認められたんじゃないですかね?

マッコイ:まあ、認めてほしいとは思わないですけどね。

田村:どうでしょうね。マッコイさんのことを認めたのか、聞いても答えてくれないでしょうね。それどころか一蹴りくらいされるかも!

マッコイ:まあ、僕が死んだときに、線香でもあげに来てくれれば本望ですよ(笑)。

困ったときは中丸くん、亀梨くんは優秀な司令塔

――上田さんの成長について語られましたが、中丸さん、亀梨さんについても聞かせてください。

マッコイ:中丸くんは柔軟性があって、誰よりも周りを見てますからね。一番お笑いが好きな兄貴です。

田村:単独舞台でも、お笑い要素を取り入れた演出をしていますしね。

マッコイ:非常にセンスのある笑いをやってると思いますよ。困ったなと思ったら、僕は中丸くんにいつも振ってます。3段オチのときは必ず、中丸くんをオチに。

――振っておいて、やらせないのパターンは鉄板ですね(笑)。

マッコイ:そういうときも、ちゃんと的確にツッコんでくれますしね。頼りにしてますよ。

田村:飄々としているから、あまり発信してこないかと思いきや、コントとかもっとやりたいんじゃないかなと、勝手に思ってるんですけど、どうかな(笑)。

――亀梨さんについては、いかがですか。

マッコイ:亀梨くんは司令塔ですから。本当に、走攻守揃った名プレイヤーですよ。非常に優秀です。彼に「天の声さん、次こうしてみない?」と言われて、“なるほど”と思うこともありますしね。上田くんと中丸くんに「今これ言ったほうが面白いかもよ」とか言ったり、頭いいですよね。常に2人のことを気にしているのも亀梨くん。あれは、売れないわけがないですよ(笑)。

田村:初めて会ったのは20代前半でしたけど、若いときから年の割に大人でしたね。演出家みたいな一面も見せるし、プロデューサーみたいな一面も見せるし。どちらの素質も持ってますよね?

マッコイ:年下なのに、一番年上のような精神力と気の遣い方でした。すごく繊細で、僕らより企画を聞いたときに、細かな部分までガーっと、考えるときもあります。彼の場合は成長しているというか、やっぱり背負ってますよね、KAT-TUNを。

――メンバーとマッコイさんの男同士のぶつかり合いに、田村さんが母のような愛を注いでいるのが、見ていてとても微笑ましいなと思っていました。

マッコイ:僕らが、田村さんのことを、あだ名で呼んでるからいいんだと思うんですよ。「お嬢!」とか言って。

田村:「お嬢」か「ボンソワール」ですよね。ちなみに、「ボンソワール」はマッコイさんと一緒に違う番組をやってたときにつけられたあだ名なんですよ。

マッコイ:ワインがお好きで、田村さんが(笑)。なんかもうフランス貴族みたいな雰囲気で飲まれていたから「ボンソワール」って。

田村:山梨出身ですけどね。「ボンソワール田村」って何なんだろうって思われる方もいららっしゃったかもしれませんが。マッコイさんのチームは、カタカナ+名字のあだ名が付けられるんですよ。「ピン岡本」っていうディレクターもいるので、今度エンドロールでチェックしてあげてください(笑)。

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