petit milady、“プチミレ流ロック”に豊洲PITが熱狂した夜 悠木&竹達コンビ5周年の集大成を見た

プチミレ、5周年イヤーの集大成

 petit miladyが3月3日、東京・豊洲PITにて『petit milady 5th LIVE「Howling!!」』を開催した。

 petit milady(以下:プチミレ)は、2013年5月にデビューした、悠木碧と竹達彩奈による声優ユニット。活動5周年イヤーを迎えた彼女たちは、昨年12月にアルバム『Howling!!』をリリースした。同作は、彼女たちのバックバンドであるリアジュボーンが全収録曲でアレンジを担当するなど、“プチミレ流ロック”を提示する一枚に。新曲はもちろん、先駆けてシングルカットされた「A or A!?」などでも、バンドサウンドを前面に押し出すべくリアレンジが施されている。そのアルバムを引っさげての同公演が、彼女たちの5周年イヤーの締めくくりとなる。

 そんな彼女たちは結成以来、両者とも全開に振り切ったキャラクターで、数々のステージを盛り上げ続けてきた。しかし、今回のアルバムは一味違う。それは、ライブ披露を前提に制作された楽曲が『Howling!!』には数多く収録されているからだ。また、曲中での情景描写も、豊かな音圧によってそのスケールがぐっと広がるなど、ステージでの仕上がりが楽しみな楽曲になったことも大きい。そんなプチミレの“切り札”が揃ったライブは、どう転んでも“とんでもない祭り”になってしまう。開演前から、そんな期待に胸が高鳴っていた。

303pt_1174
303pt_1523
303pt_0820
303pt_1073
303pt_1828
303pt_2035
303pt_2353
303ao3064
303pt_2445
previous arrow
next arrow
303pt_1174
303pt_1523
303pt_0820
303pt_1073
303pt_1828
303pt_2035
303pt_2353
303ao3064
303pt_2445
previous arrow
next arrow

 その嬉しい予感は、この日の開幕曲「Howling」で見事に的中する。ライブ序盤にも関わらず、フロアはジェットコースターさながら、大きな熱のうねりを見せる。制作作家の名前を借りるならば、“俊龍アドベンチャー”とも評せるだろう。なかでも〈男子〉や〈女子〉と、ファンの熱量を確認するコール&レスポンスは、ライブでこそ真価を発揮するパートだ。ここでは、ファンの100点満点な声援に、ステージの2人も笑顔で応答。〈も、もっと声が聞きたいな〉とあざとく誘う竹達のセリフは原曲よりも可愛らしく、〈さっきより、また可愛くなったな〉と凛々しく囁くような悠木のセリフも、極上の“イケボ”で届けられた。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる