noovy、ハローキティとのコラボライブにファン歓喜 サンリオピューロランドを包んだ暖かな空気

noovy、ハローキティとのコラボライブレポ

 台湾ボーイズバンドのnoovyが、サンリオピューロランドにて『noovy×BoyAge スペシャルライブ in サンリオピューロランド』を3月9日に開催した。

 同公演は、KADOKAWAより発売のムック本『BoyAge -ボヤージュ-』初主催のスペシャルコラボライブ。noovyと台湾でも大人気のハローキティの一日限定イベントということで、日本のnoovyファンのみならず、台湾からも多くのファンが駆けつけた。

 サンリオピューロランド内ではメンバー監修の“台湾の味を再現した”コラボドリンクや、『noovy×ハローキティ』限定グッズなどを販売。イベント限定の缶バッチやキーホルダーなどが当たる記念ガチャは販売開始1時間弱で完売となり、その他の限定グッズも続々と売り切れになった。

 まずは、このライブイベントのために制作された「サンリオピューロランド・スペシャルイントロ」をバックにnoovyが登場。Shawn(Vo/Gt)が「ハロー、ピューロランド!」と勢いよく挨拶すると同時に「Wild」からライブはスタート。今回はメンバー全員が横並びにセットが組まれており、普段は後方に位置するドラムのMark(Dr)も客席の最前線へ。JK(Ba)やHank(Gt)もサビにあわせて前へ飛び出し、観客一人ひとりの顔を確認するようにステージの端まで来て演奏&ファンサービス。勢いをそのままに、台湾1stアルバムに収録されており、最近はライブでもあまりやっていないというレアな「ONE」へとつなげる。

ショーン
マーク
JK
ハンク
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ショーン
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JK
ハンク
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 リズミカルなナンバー「Move It」から観客もスタンディングに。「Bye Bye Darling」では、メンバーがサイドステップで体を右に左に揺らすと、それにあわせて観客も揺れ、サビでは手をあげてメンバーのパフォーマンスに応えた。普段はライブハウスを中心に公演を行うnoovyだが、今回の舞台はピューロランドということもあり、いつも以上にポップな雰囲気に包まれていたのが印象的だった。“わんぱくな男子”と言えばいいのか、バンドが持つキラキラ輝く“太陽”のような魅力が最大限に発揮されていたように思う。

 MCでは、移動中のアクシデントでHank以外のメンバーが1時間ほど到着が遅れてしまったエピソードなど、微笑ましい話題で会場を笑わすnoovy。「イチバンボシ」からはShawnがアコースティックギターを持ち、ミドルテンポのナンバーでじっくりと歌を聴かせていった。

 2016年に台湾デビューを飾った初期の頃は、スタジオ漬けでバンド練習に励んだという彼ら。ライブを重ねるごとに楽器の腕前が向上しているのはもちろん、Shawnのボーカルを中心に、メンバーによるコーラスも格段にレベルアップしているように思う。3月6日にリリースされた最新曲「スピードアップ」では、〈ぐんぐんスピードアップして 想像上を越えていく〉という前向きなフレーズを歌うShawnのボーカルと、メンバーのコーラスが合わさることで4人の感情の高まりが伝わってくる。ショーンがインタビューにて“今のnoovyだから歌える曲”と説明していたように、バンドとしての新しい武器をまたひとつ手に入れたと感じられる一曲になった。(参考:noovy、現体制ラストインタビュー Hank卒業後も途切れぬ友情とそれぞれが進むべき道

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