noovyが見せた“1年の集大成” 初ツアーファイナルを振り返る

noovyが見せた“1年の集大成” 初ツアーファイナルを振り返る

 リン・ユーチュンを輩出した台湾の王手マネジメント「EeLin」のオーディションで選ばれたメンバーによって結成され、2017年1月に来日。ライブを精力的にこなして日本でもメジャーデビューを果たした台湾の4人組バンド、noovy。彼らが東名阪を回った1st TOUR『Singin’ for you!!』の最終公演が、3月18日、渋谷TSUTAYA O-nestで開催された。

 O-nestはnoovyがライブ会場限定作品を1000枚売ることを目標に日本での活動をはじめた場所にして、目標を達成して行なった初ワンマンライブの舞台にもなった4人の思い出の場所。彼らが初ツアーの最後に、ふたたび原点=ホームに帰ってきたことを伝えるライブとなった。

 今回のツアータイトル『Singin’ for you!!』は今年2月にリリースした2ndシングル曲「Singin’ for you」から取られたもので、恐らく、初の東名阪ツアーで「これまで支えてくれたファンのみんなに演奏を届けたい!」という気持ちを表現したものでもある。それを象徴するかのように、冒頭にはライブ会場限定作品を1000枚売り上げた瞬間、メジャーデビューをファンの前で報告した瞬間、そして現時点での最新シングル『Singin’ for you』のリリースを報告した瞬間など、バンドのこれまでを振り返るSEが次々に挿入され、その後ベースミュージック~トラップを基調にしたBGMに乗って4人が登場。ミニアルバム『ONE』の収録曲「Never Gonna Stop」の疾走感溢れるギターロックでライブがスタートした。

Mark

 この日印象的だったのは、メンバーの演奏力が鍛えられ、以前と比べてもバンドのアンサンブルが格段にソリッド&タイトになっていたこと。また、冒頭の「Never Gonna Stop」でメンバーたちが身を乗り出すように演奏する様子はもちろんのこと、続く「Cross the Line」ではMarkのドラムに乗ってボーカルのShawn、ギターのHankとベースのJKがステージを広く使って観客を煽るなど、ステージングもよりダイナミックに。序盤に疾走感溢れる楽曲をまとめて一気にライブに引き込んでいく展開も、ライブバンドとして成長した今ならではだ。

 また、「準備はいいですか? 一緒に踊りましょう!」と伝えてはじまった「Move It」では、序盤とは一転、J-POPとC-POPのよさを兼ね備えたポップでリズミカルな楽曲でShawnがホイッスルを吹きながら観客を煽り、続く英語バージョンの「bye bye darling」ではメンバーの合図で観客が手を振るなど、演奏面/ライブパフォーマンス面ともに様々な角度で観客を楽しませる。「ロック」「パンク」「ポップ」など曲ごとにカラフルなグルーヴが生まれているのも、今の4人ならではだ。

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