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SHINee ジョンヒョン、音楽家として遺したもの 『BASE』から『Poet | Artist』までを振り返る

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 音楽だけでなく彼の言葉に勇気をもらい励ましてもらった人たちは少なくない。彼の語る言葉の隅々には、相手に対する気遣いや尊敬の気持ちがあったからだ。彼は担当していたラジオ番組に寄せられたリスナーの悩みに対しても真摯に考え、通り一遍の言葉では返さず、いつも自分の言葉で相手に伝えていた。

 そんな彼の言葉で印象に残る言葉がある。それは「理解するのではなく認めること」という言葉だ。これは彼の座右の銘にもなっており「理解できないことでも、それを受け入れれば、気持ちは楽になる」とインタビューで語っている。決して誰かを否定することのないこの言葉は、彼の人に対するリスペクトと優しさを感じさせる。

音楽家・作家としてキム・ジョンヒョンが遺したもの

 最後にリリースされた作品『Poet | Artist』はポップ、R&B、フューチャー・ベース、アコースティック・バラードなど、“ジョンヒョン節”を残しながらも、カラフルな作品に仕上がっている。タイトルになった『Poet | Artist』は「作家・芸術家」と言う意味を持つが、それはジョンヒョン自身がなりたかった姿だという。実際、彼は音楽家であり作家であったのではないだろうか。彼の紡ぐ音楽と言葉は多くの人の心を動かしてきたからだ。

 今回の『GDA』では、ジョンヒョンの代わりにメンバーのミンホとテミンが代理で賞を受け取った。その際にテミンが「誰よりも音楽とステージを愛したジョンヒョン兄さんをずっと記憶してほしいです」とコメントしたように、彼が残した音楽は、時間が経っても多くの人たちの間で聴き継がれ記憶に残っていくに違いない。

 冬に発表された『Poet | Artist』は再会を待つ歌「僕たちは春が来る前に」で終わる。時間が流れていく中で繰り返し冬が来て春が訪れても、私たちは作品を通して音楽を心から愛したジョンヒョンに何度でも会うことができる。その音楽と言葉は、私たちの心の中で色濃く鮮やかに、いつまでも色褪せることはないだろう。

JONGHYUN 종현 ‘우린 봄이 오기 전에 (Before Our Spring)’ MV

■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等
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