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SHINee ジョンヒョン、音楽家として遺したもの 『BASE』から『Poet | Artist』までを振り返る

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ジョンヒョン『Poet | Artist』

 1月5日〜6日に韓国で『第33回ゴールデンディスクアワード(GDA)』が開催された。BTSやiKONなどが受賞する中で、SHINeeのジョンヒョンの作品『Poet | Artist』がアルバム部門の本賞を受賞した。今回の受賞には「ジョンヒョンの最後の作品に賞をあげたい」というファンの強い思いによる購入運動が影にはあったが、それだけでなくこの作品が素晴らしいものだったからこそ受賞できたことは間違いない。

 今回のコラムでは、SHINee・ジョンヒョンが遺したソロ作品を振り返ってみたい。

変幻自在のボーカリスト・ジョンヒョン

「Crazy(Guilty Pleasure)」

 以前のコラムにも書いたが、ジョンヒョンの音楽の世界は幅広い。変化自在にテクニックを使いどんな曲も歌いこなしながらも、自分のスタイルをしっかり持っている、そんなボーカリストだ。才能豊かな歌手が多くいるK-POP界の中で、ジョンヒョンほどのボーカリストはいない、と評価も高かった。

 ジョンヒョンは2015年1月にミニアルバム『BASE』でソロデビューを果たす。アルバムの中では、Zion.Tとコラボしコンサートでも度々披露されてきた「Deja-Boo」や、女性歌手・ユナとのジャジーなデュエット曲「Love Belt」など、SHINeeでは見せなかったジョンヒョンの持つ音楽性をじっくり堪能できる。

 特に〈狂ってしまいそう〉というサビの歌詞がインパクトのある「Crazy(Guilty Pleasure)」では、その名の通り狂ったように恋に落ちていく姿を歌った。その表現力は圧倒的だ。狂気の世界観を描いたMVも合わせてみてほしい。

JONGHYUN 종현 ‘Crazy (Guilty Pleasure) (feat. 아이언)’ MV

『She is』

 2016年にリリースされた初のフルアルバム『She is』。『BASE』の音楽性を引き継ぎながらも、明るくポップな世界観を表現したタイトル曲「She is」や、ピアノのイントロが印象的な「White T-Shirt」、「19禁の歌詞だ」と本人が語った「Suit Up」まで、多彩な色の曲が詰まっている。どの作品にも彼が作り上げる“ジョンヒョン節”をしっかり感じることができる。

JONGHYUN 종현 ‘좋아 (She is)’ MV

優しさと暖かさを秘めた“言葉”

「End of a Day」

 様々な音楽のスタイルを見せる中でも、2015年にリリースされた小品集『Story Op.1』は印象深いアルバムだ。このアルバムは彼が当時担当していたラジオ番組『青い夜、ジョンヒョンです』のコーナー「青い夜 作詞、その男作曲」でジョンヒョンがリスナーのエピソードを元にしながら書いた曲で構成され、彼自身が全プロデュースをしている。

 このアルバムにはジョンヒョンの温かさや優しさが溢れている。特に「End of a Day」は〈あなたにも僕の肩が 優しい僕の両手が 疲れたあなたの一日の終わりに 暖かい癒しになりますように〉〈ご苦労様 お疲れ様でした〉とねぎらいの言葉をかけてくれる。この曲は私たちの生活のリズムにぴったりハマり、どんな時に聞いてもホッとした時間を与え、最後に〈あなたは私の誇りです〉と語りかけるジョンヒョンの言葉で終わる。ジョンヒョンは「日常的に共感できるあなたと僕の話を入れた。聴く方々の慰めになってほしい」とVアプリで語っており、まさに日常生活における身近な“ヒーリングソング”なのだ。

JONGHYUN 종현 ‘하루의 끝 (End of a day)’ MV

      

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