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『コーチェラ』2019年ラインナップの傾向は? アリアナ・グランデらヘッドライナーを中心に分析

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 4月12日から21日にかけて開催される『コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル』(以下、コーチェラ)の出演アーティストが、1月3日に発表された。ヘッドライナーには、チャイルディッシュ・ガンビーノ、Tame Impala、アリアナ・グランデが抜擢。その他のラインナップには、BLACKPINK、Perfume、HYUKOHなどが挙げられており、アジア勢の充実も話題になっている。毎年出演アーティストに注目が集まる『コーチェラ』であるが、本年度のラインナップにはどういった傾向があるのだろうか。海外アーティストの音楽事情に詳しいライターの渡辺裕也氏に話を聞いた。

「これは例年いえることですが、『コーチェラ』のラインナップにはその時代を的確に切り取った顔ぶれが揃っています。特に近年は活況がつづく北米メインストリームの状況が色濃く反映されており、世界中からセレブリティが集うフェスになりました。

 また、昨年には45以上の世界的音楽フェスが団結し、“2022年までにジェンダーの不平等を無くす”という方針を打ち出しました。それが反映された結果として、今回の『コーチェラ』のラインナップは女性アーティストの比率がさらに増えています。そういった点から見ていくと、まず注目すべきはアリアナ・グランデ。彼女は昨年のビヨンセにつづく『コーチェラ』4人目の女性ヘッドライナー、しかも歴代最年少のヘッドライナーということになります。アリアナが昨年を象徴するアーティストだったのは間違いないし、加えて昨年11月にリリースされた「thank u, next」が記録的な大ヒット曲となったこと、同曲がこの時代のムードをポジティブに転化させるような素晴らしい楽曲だったことは、今回の抜擢をさらに後押ししたのではないかと。

Ariana Grande – thank u, next

 ヘッドライナーでいうと、Tame Impalaが選ばれていることも見逃せません。中心人物のケヴィン・パーカーがプロデューサーとして北米メインストリームでも活躍の場を広げているのはもちろん、ロックバンドが苦戦していると言われるなかでも彼らは例外的な存在で在り続けています。どうやら新作のリリースも近づいているようですし、今回の起用には次作への期待も込められているはず。

Violent Crimes(ケヴィン・パーカーが作詞/作曲に参加)

 そして、チャイルディッシュ・ガンビーノ。恐らく彼のライブは今年のハイライトになると思います。俳優ドナルド・グローヴァーとしても活躍している彼は“チャイルディッシュ・ガンビーノ名義での活動から引退すること、次作がラストアルバムになること”をすでに公言しており、おそらく今回の『コーチェラ』ではキャリアの集大成になるようなステージを用意してくるでしょう。

Childish Gambino – This Is America (Official Music Video)

 ラップミュージック全盛とされる現アメリカの顔役の1人であるチャイルディッシュ・ガンビーノ。現代最高峰のロックバンドとして、近年は大型フェスのヘッドライナーを担うことも多いTame Impala。そして2018年を代表するポップスターのアリアナ・グランデ。それぞれ異なるジャンルを押さえつつ、ジャンル間のクロスオーバーも体現している3組を揃えた、非常にバランスのよいヘッドライナーだと思います」

      

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