滝沢秀明、キスマイ 北山宏光との間にある特別な関係性 二人が語り合ったラジオを聞いて

 「“自分のためにやるんじゃない。誰かのために、人に喜んでもらうためにものを創る、動く”。これが僕から見た滝沢くんです」

 滝沢秀明がパーソナリティを務めるラジオ『タッキーの滝沢電波城』(ニッポン放送)、12月15日放送回には、Kis-My-Ft2の北山宏光がゲスト出演。年内でタレント活動を引退する滝沢に対して、率直な質問を投げかけ、そして4枚半にも渡る手紙を読み上げた。

 ふたりの出会いは13年前。舞台『DREAM BOYS』の舞台裏で、滝沢に呼ばれた北山は「怒られる、干される……」とビクビクしていたと振り返る。実は、KAT-TUN 中丸雄一の冗談に付き合って、本番中にふざけてしまった北山。本当にやるとは思わず、中丸にも「お前やばいよ、あれ」と言われていたときに呼び出しがかかったのだから、当然だ。

 だが、そんな北山に滝沢が投げかけた声は「君か、北山って。そかそか、いまいくつだ? 舞台の打ち上げ来いよ」と声を荒げることはなかった。打ち上げで、仲間の笑顔に囲まれる滝沢を見て、「これが座長か。かっけーな!」と尊敬の念を抱いたという。そして、北山が意を決して滝沢の連絡先を聞き出したことから、ふたりはプライベートでもご飯や旅行、飲みに行くようになる。舞台で高所から転落した滝沢を、咄嗟に北山が体ごとかばったことがあるというエピソードが、ファンの中で語り継がれているのも納得だ。

 「生意気だからだよ」。北山を可愛がる理由を、そんなふうに言っていた滝沢。以前、滝沢は、情報番組『ドデスカ!』(メ~テレ)のインタビューでも好きな後輩について「やらかす感じがいい。偉い人、先輩の前になると、いい子になる子よりも相手が誰だろうとブレないというか」と話していた。滝沢が「特に手を焼いた後輩は?」と聞かれると出てきた名前も、北山だった。他の先輩や大人から見たら扱いにくい部分を「だからいい」と愛情をかけてくれる。そんな滝沢に、北山はいつしか「何かお返しがしたい」と思うようになった。それは、なんでもできる滝沢を補佐するという意味ではなく、自分自身がステージで輝くという方法で、だ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「連載」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる