滝沢秀明がラジオで語った“引退決断の真相” ファンへの愛を綴る曲「WITH LOVE」に託した思い

「タッキー&翼、解散。そして滝沢秀明、ジャニーズ事務所を、そしてタレント活動を引退するという報道があったと思います。みなさんからも、この番組にメールなどをたくさんいただきました。今日は自分の口からみなさんに報告、お話をしていきたいなと思います」

 9月15日放送のラジオ『タッキーの滝沢電波城』(ニッポン放送)に滝沢秀明が出演し、9月13日に発表された衝撃のニュースについて言及した。「まずは、ご心配をおかけして申し訳ございません。いきなりの発表だったと思うので、正直受け入れられないとか、心配しているとか、悲しいとか……僕もいろいろ想像はついております」と、ファンの気持ちを察しながら語り始める滝沢。

 「そんな中で、僕らも悩んで悩んで悩みぬいた結果、今回こういった決断をいたしました」。タッキー&翼の活動休止から1年。会社と、そして今井翼とも話し合った結果、新たな道をお互いに進んでいこうという形になったのだという経緯を話す。当初、ジャニー社長からの提案は“タレント活動をやりながら後輩の育成をはじめとしたエンターテインメントの世界に踏み込んだ仕事に着手していかないか”というものだったこと。しかし、滝沢は「少し考えまして、やっぱりタレント活動をやりながら人の人生を触ってくっていうのは、正直できないなって思ったんですね。逆の立場だったら、どうなのかなと思いまして。やっぱり、人の人生を背負うとなると、自分もある程度覚悟を決めないと、やっちゃいけないなと思いまして」と、表舞台から退く決意を固めたと話す。

 もちろん、その決断には脳裏にファンの姿もよぎったという滝沢。「ファンの方がどういう想いをするかということもすごく考えたんですが、ひとりの男として、僕は今36歳ですけども、今後のことを考え、やはり今の自分自身があるのはジャニー社長と出会ったことがきっかけで、こうしてみなさんとも出会えたし、また色んな作品と出会えたのも、ジャニー社長のおかげだと感じましたので、恩師に恩返しをしたいなという想いが強く出てきまして、僕なりに引退ということを選びました」。慎重に言葉を選びながら冷静に語る滝沢の口調に、熟考を重ねた上での決断だということが、ひしひしと伝わってくる。

 滝沢と今井が考え抜いて決めたこと。そう思うと応援したいという気持ちはありながらも、それでもずっと彼らの歌い踊る姿を見ていたかったというのがファンの本音。その点は、滝沢にも伝わっているようで「今、正直まだファンの方は、受け入れられない方や、タレントを続けながらできるんじゃないかという意見も、たぶんあると思います。ですが、僕は中途半端な気持ちでは絶対にやりたくないので、そこは本気でやっていきたいなという覚悟です」とブレない想いを語った。

 そして、裏方への転身は「ファンの方への恩返しのつもり」とも。「“滝沢秀明を応援してよかったな”、とか“この男はやっぱりデカいな”とかそういう風に思ってもらえるような、男になるしかないなと、今はそう思っています。それ以外の言葉は正直見つからないんですけれども、時間はかかるかもしれませんが、デカい男になって、ジャニーズエンターテインメントを、滝沢なりの表現でお届けしていきたいなと思っております。この番組も、もう少し続くと思いますので、今の滝沢が言葉にはできない気持ちがあります。そんな想いを、みなさまに伝えていきたいなと思っておりますので、引き続きこの番組も聞いてください」。そして、かかった楽曲は舞台『滝沢歌舞伎』でお馴染みの、滝沢が作詞・作曲を手がけた「WITH LOVE」だった。

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