デビューシングル『OVER DRIVE』インタビュー
FANTASTICSが語る、“Jr.EXILE”としての決意「EXILE魂をより注入できる存在に」
佐藤大樹「勇征はダンスや歌の経験値がほぼなかった」
――ここからは読者によりFANTASTICSを深く知ってもらうために、まずメンバー同士で他己紹介をお願いしたいです。まずはパフォーマーの(木村)慧人さんについて。
佐藤:最年少なのでわりといじられキャラでありつつ、人懐っこい性格なので、みんなにかわいがられていますね。あと、慧人といえばアクロバットが得意!
八木:いつも笑顔だしかわいい感じのキャラなのに、ステージに立つとダイナミックなダンスを見せてくれます。そのギャップがいいなと。
澤本:ダンサー目線で見ると、オールジャンルダンサー。演技のレッスンも受けていたりするし、パフォーマンス全般が器用ですね。
――(瀬口)黎弥さんについては?
堀:黎弥くんはダンスにもそういう感じが出ていると思うんですけど、普段からパッションに満ち溢れている人。あと髪色やファッションもすごく個性的で、唯一無二な感じです。
木村:グループのムードメーカーですね。あと九州男児らしくて、心が熱い人です。
佐藤:熱いんだけど、いじられるといじけがち(笑)。意外とガラスのハートなんですよ。
世界:黎弥と大樹のコンビ感が面白いんですよね。大樹はEXILEのメンバーで、黎弥はEXPGを経てFANTASTICSに入っているので一緒にレッスンしてきたわけでもないのに、仲良くなるのが早かったですね。“トムとジェリー”を見ているみたいな感じで(笑)。
――(澤本)夏輝さんについては?
瀬口:夏輝くん(澤本)は僕に言わせれば“スーパーきれいボーイ”。踊る姿も歩く姿も、やることなすこときれいです。部屋もきれいだし。あとシティボーイかと思いきや自然大好きで、自然が豊かな土地に行くといつもテンション高いですね。
澤本:田んぼ大好きです!
世界:一番見た目とギャップがある人かもしれない。きれいなダンスも踊れるけど、シェイク(上体や足を振動させるような動きが特徴的なスタイル)っていうパワフルなジャンルも得意で、すごくいろんな顔を持っているというか。一見クールでしゃべらなさそうに見えて、ある特定の話題になるとすごくしゃべったりとか。
堀:世界さんの次に年上なのでお兄ちゃん肌で、面倒見がよくて。料理上手で、僕たちにもご飯作ってくれたりしますね。
――(堀)夏喜さんについても教えてください。
佐藤:そんななっちゃん(堀)はファッションが好きで、FANTASTICSのおしゃれ番長ですね。実際に世界さんと一緒に僕たちの衣装デザインにも携わっていたりします。見た目はすごくクールなんですけど、けっこう熱い男ですね。
中島:わりと冷静に周りを見ている人。メンバー一人ひとりのことも、グループ全体のことも俯瞰で見ているイメージですね。
世界:FANTASTICSの振付や総合的なパフォーマンスは僕が見ているんですけど、堀夏(堀)はパフォーマンス面でも結構引っ張ってくれていて、右腕みたいな立ち位置かな。この中でも特にダンス歴が長い堀夏と澤夏のダンスは、FANTASTICSらしいパフォーマンスを今後追求していくにあたってすごくいい基準になるのかなと思っています。
――ボーカルのお二人のことは、オーディションの頃から見ていていかがですか?
木村:(中島)颯太は明るくて、何事にも物怖じせず向かっていくタイプ。本当にいい意味で、緊張していない人だと思う。そこがすごいと思います。
中島:緊張はしているんですけど、「あんまり緊張してないよね」とはよく言われます(笑)。
瀬口:(八木)勇征もそうなんですけど、すごくチャレンジ精神旺盛なんですよ。僕らは一緒にいる時間が長いので、颯太に触発されてグループ全体が活気付くようなときもありますね。
澤本:存在感が光みたいにキラキラしていて、そういう意味でもフロントマン向きな人だなと思います。
中島:勇征くんは鍛えているからガタイがよくて体力もあるし、すごくパワフル。一緒に歌っていて、歌声も力強いなと思います。
木村:勇征くんにもメンタルの強さはすごく感じますね。そこは生まれ持った才能というか。
佐藤:勇征は、FANTASTICSになる前にダンスや歌を習っていたりとかいう経験値がほぼなかったんですよ。その状態でFANTASTICSのオーディションを受けているんですけど。
世界:颯太もそうだったんですけど、オーディション中の合宿で今のメンバーにダンスについて熱心に聞きに行ったりしていましたね。ダンスや歌の経験者ばかりだったあのメンツの中でも、勇征はすごく伸びしろを感じさせる1人だったから、今後も期待できるのかなと思っています。かなり個性派だから、将来もしソロデビューしてソロツアーやったら、すごく面白い感じになるかなと思います。
――EXILEと兼任の世界さん、大樹さんのWリーダーについてはいかがですか? 世界さんはご自身のInstagramでもFANTASTICSについて発信していたり、大樹さんは俳優としても活躍していて、FANTASTICSの広報隊長的な面もあると思いますが。
佐藤:世界さんは見た目でちょっと怖いのかな? と思われがちですけど、まったくそんなことはなくて、いつも明るくてふざけるのが好きな人ですね。あとキーワードとしては、ヲタク気質! ダンスはもちろん、ゲーム、マンガ、アニメ、お笑い、サブカル全般にも強いです。追求心と探究心に長けてます。
堀:幅広い分野において知識とクリエイティビティを持っているので、FANTASTICSが何をするにしても、的確にディレクションしてくれます。
八木:時には厳しく接してくれて、そこで僕たちもいろいろ気付けることが多いです。いい意味で嫌われ役を買って出てくれている印象です……。
世界:俺、嫌われてた?(笑)。
八木:言いにくいことも僕らのためにあえて言ってくれるってことです!
佐藤:えー大樹くんは成績優秀、スポーツ万能で……。
澤本:自分で言いますか(笑)。
世界:FANTASTICSでは僕と大樹がリーダーということになっていますけど、僕は大樹がまとめ役かなという風に思っていますね。俳優としての顔も持っているので、FANTASTICSというチームと世間との間をつないでくれるパイプのような、すごく大事な存在です。チームのリーダーとしても、みんなと年が近いこともあって、距離が近いリーダーという感じですね。僕も近い距離ではあるけど、より近い距離感で物事を話せる関係で、それがチームに対してすごくいい影響を与えてくれていると思います。
瀬口:世界さんにしかないリーダー性と、大樹くんにしかないリーダー性があると思うんです。お互いに得意分野があって、大樹くんは僕ら全員とも近い距離でありつつ、いざとなったらチームを代表して発言もしてくれます。そこはものすごくリスペクトしている部分です。
佐藤:2人いるのがいいのかもしれないですね。世界さんと僕だと性格が真逆なので、バランスが取れていると思います。