大野智、嵐とファンを思うスタンスがリーダーである所以? 38歳の誕生日を前に魅力を再検証
デビュー19周年を迎え、その勢いは衰えるどころかますます加速する国民的アイドルグループ・嵐。メンバー全員がトップアイドルとして活躍する5人のリーダー、大野智が11月26日に38歳の誕生日を迎える。
11月17日から公開された日立アプライアンスのドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」の新CM「AI お洗濯で頼れるハピネス」篇で、大野は日立のドラム式洗濯乾燥機がもたらす“ハピネス”をお届けする“ハピネスさん”に扮し、3人家族の前に登場。クイズ形式の〇と×の札を持ち、タイミングよくボタンを押しながらコミカルな表情とセリフで最新AI機能付きの洗濯機の魅力を伝えている。CMのメイキングではスタッフからスマホで操作できるなどの説明を受け、思わず「欲しい」とつぶやく大野にスタッフからも笑い声が上がった。さらに発売が11月と聞かされると「11月! 僕の誕生日(11月26日)が近いな! そうか!」とアピールし、これにはスタッフも大爆笑。撮影中も「終わったら(〇×札を)持って帰っていいですよ」というスタッフに「こっち?」と洗濯機を指し、終始笑顔の絶えない撮影現場となっていた。
“無重力ダンス”や歌唱力の高さが魅力の一つ
大野といえばバラエティ番組でのおっとりとしたイメージが一般的。「リーダーっぽくない」とも言われる大野だが、実際は芝居や歌、ダンスに関して類まれなる才能があり、ひとたび本気モードのスイッチが入れば、別人のような表情で見る人を圧倒することはファンの間では有名だ。
そこで本稿では誕生日を機に、大野の魅力を再検証してみたいと思う。1994年にジャニーズ事務所に入所し、少年隊のジャズダンスに触れ、経験を積んだ。大野のダンスはファンの間では“無重力ダンス”と呼ばれ、重力を感じさせない繊細な足運びは「まるで羽が生えているよう」とも称される。ターンの美しさ、キレのある動き、手先足先まで神経の行き届いた表現で見る者を惹きつける。近年では振付師としてのセンスも高く評価され、2017~2018年の『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」』では大野、松本潤、二宮和也の3人によるユニット曲「夜の影」の振付を担当。細かい部分まで揃った3人のダンスは、松本から「リーダーらしい振付で」とリクエストされたものだという。3人それぞれの個性が生かされていることはもちろん、バックのJr.とのコラボレーションも見所のひとつとなった。
またジャニーズ全体の中でも大野の歌唱力は有名だ。少し高めの透き通るような歌声は多くの人を魅了している。2015年に発表された嵐のアルバム『Japonism』の大野ソロ曲「暁」では、しっとりとした曲調を伸びやかな声で歌い上げる大野のボーカルを堪能することができる。2018年「ABC夏の高校野球応援ソング/熱闘甲子園テーマソング」となった「夏疾風」では、曲を耳にした嵐ファン以外の人からも大野の爽やかな歌声が評判となった。