Jun.K、ウヨン、ジュノ……10周年迎えた2PM、ボーカルメンバーのソロ活動を追う

一番「アイドル」らしいJUNHO(ジュノ)

 ジュノは2PMの中で一番長く、そして多くソロ活動を行っている。つい先日まで入隊前最後の日本ツアーを行っていたばかりだ。2013年に『キミの声』で日本デビューしてから、コンスタンスに作品を発表し、2018年7月には7枚目のミニアルバム『想像』をリリースしている。

JUNHO (From 2PM) 『キミの声』

 2PMのファンからよく聞くのが、「ジュノが一番王道のアイドルらしい」ということだ。わかりやすくポップなメロディに、馴染みやすい歌詞と軽やかなダンス。ライブでは華やかなパフォーマンスとお茶目なMCで笑わせ、ファンに寄り添ったステージを提供する。「アイドルらしい」という評価は、そういうところから来ているのかもしれない。

JUNHO (From 2PM) 『想像』MUSIC VIDEO

 デビューから5年という時間を経て、ジュノも成長を遂げてきた。東京国際フォーラムから始まったソロのコンサートも、今では武道館を埋めるまでに。そして彼が作る音楽も一緒に大人っぽくなってきた。最新リリースである『想像』は“誰も見たことがないジュノ”がコンセプトだが、28歳のジュノの年齢相応の大人っぽい音楽に仕上がっている。ジュノはファンと共に成長してきたソロアーティストなのだろう。

デビュー10周年を迎えた2PMのこれから

 入れ替わりの激しい韓国音楽界において、アイドルグループが10周年を迎えるのはなかなか大変なことだ。2PMも順風満帆にここまで来たわけではない。デビュー直後にジェボムが脱退し、ファンのボイコット運動などもあった。そんな中で様々なハードルを乗り越え、10年を迎えた。

 しかし10年目の今年、メンバーのテギョンが、2PMが所属するJYPエンターテインメントを辞めて他の事務所へ移籍した。これは驚くべき出来事だった。テギョンは事務所が別になっても、2PMで活動していくという意思を表明しており、その際はJYP主導で動いていくということだが、今後の動向が気になる。

 現在、6人中3人のメンバーが入隊しグループとしては実質活動休止中の2PM。さらに、近々ジュノとチャンソンの2人が入隊すると見られる。2PMが“完全体”になるのは、約2年後。それまではそれぞれがソロ活動を行なっていくようだ。次に6人が揃った時、2PMはどんな姿を見せてくれるのだろうか。

■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等
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