J☆Dee’Z、“未来”への上昇気流に乗った一夜 渋谷CLUB QUATTROワンマンを見た

J☆Dee’Z、“未来”への上昇気流乗った一夜

 その流れを緩やかに着地させ、再び離陸させるかのようなインストセッションのあと、2度目の衣装チェンジを終えたJ☆Dee’Zは「Swing Swing Swing」「Fun Time Funk!!!」「カラフルジャンプ」「だいすき」とアッパーでファンキーなナンバーを次々と投下。最後はamiの「私たちはこうしてステージという立つ場所があって、それを見に来てくれる人がいて、 そこで歌えてというすごく幸せな環境がある。これからも音楽を通して感謝や私たちがいる意味を皆さんに届けていきたい」というMCから、最新シングルの表題曲「未来飛行」を披露し、本編を終えた。

 アンコールでは「代わりにこの唄を」を披露し、MCで12月14日にTSUTAYA O-WESTでのワンマンと、2019年にグループ史上最長のツアーを開催すると発表。さらに11月21日にはシングルの発売もアナウンスし、最後はボディパーカッションも組み込んだ、ライブの定番曲「Answer」で締めくくった。

 ここ最近のJ☆Dee’Zは、これまでにないスピードで変化/成長し続けているが、そこにライブの規模拡大やツアーの公演増加、立て続くシングルリリースと、状況も追いついてきたように思える。さらに筆者が驚いたのは、前回のワンマン時よりも同性の観客が多かったこと。アーティストのブレイクにファン層の拡大は必要な通過点だが、J☆Dee’Zはそのタームに差し掛かりつつあるのかもしれない。

 なにより、大人と子供の間ともいえる現在の彼女たちによる歌とダンスは、見るたびに“成熟”へと近づいているように感じる。路線変更後の生歌&ダンスという本格的なパフォーマンスに加え、アカペラにダンスパートにと振り幅の広さを見せてくれたこの日のライブ。終了後に早くも次が楽しみになるような、ワクワクが詰め込まれた公演だった。

(取材・文=中村拓海)

■セットリスト
1.あと一歩
2.Dream Arch
3.Let the music flow
4.Secret Summer
5.Beasty Girls
6.Melody
7.流星のパノラマ
8.伝えたいこと、ちゃんと伝えなくちゃ
9.明日への手紙(Nono・手嶌葵カバー)
10.衝動(ami&MOMOKA・B’zカバー)
11.ベイビー・アイラブユー(MOMOKA&ami&Nono・TEEカバー)
12.Don’t You Worry ‘bout a Thing(Stevie Wonderカバー)
13.ひとひらの涙
14.Swing Swing Swing
15.Fun Time Funk!!!
16.カラフルジャンプ
17.だいすき
18.未来飛行
En1.代わりにこの唄を
En2.Answer

■リリース情報
9thシングル『明日も、世界は回るから。』
発売 :2018年11月21日(水)
価格:初回生産限定盤(CD+DVD)2,000円(税込)
初回仕様限定盤(CD)1,200円(税込)

■ライブ情報
『J☆Dee'Z YEAR-END PARTY!!!2018』
日時 : 2018年12月14日
時間 : 開場 18:30 / 開演 : 19:00
会場 : Shibuya TSUTAYA O-WEST
※9月22日(土) 10:00~オフィシャルファンクラブにて先行受付開始中

J☆Dee'Zオフィシャルサイト

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