CYNHNが語る、メインヴォーカル制から得たもの「“6人でCYNHN”が鮮明に見えてきた」

CYNHNが語る、メインヴォーカル制から得たもの「“6人でCYNHN”が鮮明に見えてきた」

「人生で初めて歌うのがつまんないって思いました」 (綾瀬志希)

ーーアイドルグループかと思いきや、いつの間にかすっかりヴォーカルユニットに変わりましたね。

青柳:最初から、アイドルだと思っている人もいていいし、でも6人が集まったらヴォーカルユニットなんだよという話だったので、私たち的にはそんなに変わってはいないんです。

ーー『タキサイキア / So Young』で、“演じまスウィーニー”(メインボーカル曲のMVをドラマ仕立てにし、各々が主演を務めるプロジェクト)としてMVでいきなり演技をした感想を教えてください。「タキサイキア」はメインヴォーカルの綾瀬さん主演ですね。

綾瀬:台本をいただいたのが前日だったんですよ。初心者なのにそんなことありますか!? 当日演技ができなくて、いろんな人に迷惑かけて、帰りのバスで大泣きして。「これ以上に落ち込んだこと、今までにない」みたいな感じで、やばかったですね。

CYNHN「タキサイキア」MV

ーー綾瀬さんは、クラスで目立たない女の子の役のはずなのに、銀髪だしピアスをたくさん開けていますよね……。

綾瀬:でも、あのときはエキストラさんの圧がすごかったんです。本当にいじめられているみたいな気持ちになって、めちゃめちゃ泣いちゃって、再現率が99%ぐらいだなと思いました。

ーー「タキサイキア」で助演の百瀬さんはどうでしたか?

百瀬:私は、ジャケット撮影もレコーディングもMV撮影も苦手で、三大苦手項目っていう感じだったんですけど、一気にMV撮影が1位に躍りでました。自分を客観視しがちなので世界観に入りこめないんですよ。「これ、終わんないよね!?」みたいな感じで大変でした。

綾瀬:朝の5時集合で、終わったのが24時間後くらいでした。「自分のせいでこんなになっちまってる!」と思って「もうどうする? 死ぬか!?」って大泣きしていました。

ーー大変でしたね……。「So Young」の主演を務めた青柳さんは?

青柳:志希ちゃんをいじめていた役の人たちと、私は楽しくやっていたのが面白かったですね(笑)。深夜に車で移動したんですけど、車酔いしちゃって、すごく気持ち悪くなってしまって涙が出てきて、泣いていたらカラーコンタクトがどこかにいってしまって、スタッフさんを四つんばいにさせてたくさん探させてしまって、すごく申し訳なかったなと……。

崎乃:裏話があって、私が歌うとカラスが寄ってくるんですよ。MVにカラスの声がちょっと入っちゃっていて時折「カァカァ」って鳴いています。

綾瀬:いいね、楽しそうだね。こちとら地獄絵図だよ……。

青柳:こっちもまあまあ地獄絵図だったよ。スタッフさんにカラーコンタクトを探させて、私は泣いていて……。

崎乃:それを端から見ている崎乃奏音の気持ち……。

CYNHN「So Young」MV

ーー大変でしたね……。今回、月雲さんと桜坂さんは演技をしていないですよね。演技はできそうですか?

桜坂:やったことがないのでなんとも言えないですけど、真似っこみたいなのが好きなんですよ。ディズニーランドのキャストさんや車掌さんのものまねをやったりしているので、そういうのを活かせたらなと思います。

月雲:難しそう。みんながすごく苦戦しているのを見たから不安です。絶対一番下手なんで、曲に悪影響がないといいなと思います。

ーー今回の「タキサイキア」で、綾瀬さんはメインヴォーカルを担当してみてどうでしたか?

綾瀬:メロディーラインもリズムも難しくて歌いこなせなくて、「私、できないかもしれません」って前日にマネージャーさんに相談したくらいやばくて。レコーディング当日も歌えなくて、自分の思う「タキサイキア」にならなくてめちゃめちゃ泣いて、「どうする? 帰る? 青森に帰る!?」ってなっていました。

崎乃:青森は崎乃奏音だけなんですけどね。

綾瀬:そのぐらいできなかったんですけど、今は「タキサイキア」を歌えるのは自分だけだって言えます。良かった、良かった!(自分で拍手)

ーー綾瀬さんは、MVのように自分が歌うことへの葛藤はあるのでしょうか?

綾瀬:あります。それしかないです。

百瀬:「タキサイキア」を録ってたときに「歌うことが初めて楽しくなかった」みたいなこと言ってたよね。

綾瀬:言った。すごくスランプだったんですよ、その時期。「タキサイキア」が私にすり寄ってこないし、微動だにしないみたいな感覚で。私も自分の力不足で歩み寄れないところがあったんです。自分がどれだけの技を繰りだしても「タキサイキア」が全然応えてくれないことにめちゃめちゃ落ちこんだし、人生で初めて歌うのがつまんないって思いました。そのとき、メンバーにめちゃめちゃ相談したんです。フェスにも出させてもらって経験を積んだから、今は自分にしか歌えない曲だなと思ってます! 良かった! 話がまとまった!

ーー良かったです! ちなみに誰に相談していたのでしょうか?

綾瀬:主に百瀬に言っていた気がします。

百瀬:志希ちゃんにメインヴォーカルをやってもらっているし、振り付けも作ってもらっているし、全部志希ちゃんに重荷を背負わせていて、私も悩みました。自分もダンスを習っていたんですけど、振り付けを考えるのってめちゃめちゃ難しいんですよ。それをCYNHNの中でも人一倍考える志希ちゃんがやってくれるのは、すごく誇らしいことだし、今後のCYNHNの強みになるはずなので、そういうことを素直に伝えていました。

ーー青柳さんは「So Young」でメインヴォーカルを担当してどうでしたか?

青柳:無意識にいっぱい考えていて不安になって、せっかく素敵な曲をいただいたのに、披露するまで全部嫌になっていました。「So Young」は、奏音ちゃんが考えてくれたイメージの構想をもとに、みんなから意見を聞いて志希ちゃんが具体的なステージングを考えてくれたんです。怜ちゃんが言ったみたいに、志希ちゃんに押しつけちゃっているなって思って、「自分のメインヴォーカル曲なのに私ひとりじゃステージングも考えられない」と思っていました。しかも、レコーディングもうまくいかなくて「うえーん」って感じだったんですよ。でも、披露したらファンの方をはじめいろんな方に「いい曲だよね」と言ってもらえて、前より歌えるようになったので、もっと良くなるようにしていきたいなと思います。

ーー「So Young」のMVだと、青柳さんは陸上部員役ですね。実際に陸上部員だった自分と重ねあわせましたか?

青柳:脚本の中では陸上が強い女の子なんですけど、私自身は陸上ではそこまで強い人間ではなかったんです。でも、陸上で挫折した経験は自分も多くて、中学校のときは強い選手だったんですけど、高校にあがったら一気に成績が出せなくなってしまったんです。だから、つらいところは一緒だなと思いました。

ーー「So Young」は“青春パンク”と銘打たれていますね。

青柳:最後にみんなで「ラー♪」と歌うところがあるんですけど、そこは笑顔で歌うと声色も明るくなるので、明るく「青春パンクだよー」みたいな感じで歌っています。

桜坂:私の感じる青春はけっこう力強いイメージがあるので、笑顔ではなくちょっと顔に力を入れて歌っています。「青春ってなんだろう?」というのは自分の中でもずっと考えていて、今回の曲で「青春っぽいなー」って思ったり、青柳が演じている子の気持ちになって「こういうのを青春っていうのかー」って思ったりとか、発見がありました。

綾瀬:(大声で)青春って何? 青春はいまです! いま感じたことをいま歌うのが青春です! いま青春なので! はい!!

百瀬:「So Young」は後半につれて明るくなっていくように、「ラー♪」のところではめっちゃ笑っています。

月雲:ハモりをしているときのほうが多いので、基本的に明るめに歌っています。

崎乃:ハモりが「So Young」から上下に付いたんですよ。上はねるちゃん、下は私がやっているんですけど、下の音程って気をつけないと下がりすぎてハモらなくなっちゃうんですよね。

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