乃木坂46×欅坂46×けやき坂46の新たな方向性を示す? 『ザンビプロジェクト』舞台への期待
乃木坂46が、7月に行なわれた『真夏の全国ツアー2018 ~6th YEAR BIRTHDAY LIVE~』で発表した新企画『ザンビプロジェクト』。その第一弾企画として『舞台「ザンビ」(仮)』の開催がアナウンスされ、その第一弾メンバーが発表された。
今回出演が発表されたのは、与田祐希(乃木坂46)、山下美月(乃木坂46)、小林由依(欅坂46)、土生瑞穂(欅坂46)、齊藤京子(けやき坂46)、小坂菜緒(けやき坂46)の6名。なお、坂道シリーズ3組が同じ舞台で共演するのは今回が初となる。
乃木坂46は、これまでも『すべての犬は天国へ行く』『嫌われ松子の一生』『三人姉妹』など数多くの舞台を行っており、けやき坂46も『あゆみ』や『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』を経験するなど、坂道シリーズにとって舞台は馴染みのあるジャンルだ。『「アイドル」の読み方: 混乱する「語り」を問う』の著者であり、坂道シリーズに詳しいライターの香月孝史氏は、『舞台「ザンビ」(仮)』への印象を次のように語る。
「坂道シリーズの全グループを対象とした『坂道合同オーディション』や、伊藤純奈さん(乃木坂46)と松田好花さん(けやき坂46)が共演する手塚治虫原作の舞台『七色いんこ』と、グループの垣根を越えた合同の企画が続いています。その背景には、乃木坂46と欅坂46(けやき坂46含む)の距離感をどのように作っていくか、という過渡期的な試みが行われている印象を受けますね。その中で、全グループ合同でひとつのコンテンツを作るのであれば、その足がかりを舞台演劇に求めるのは坂道シリーズの歴史を踏まえると妥当な線だと言えます。坂道シリーズ全体のブランドをどのように作っていくか、今はそれを模索している状況なのかもしれません」