AAA「DEJAVU」MVのダンスを機に考える、振り付けの新たな可能性
YouTubeやニコニコ動画などの動画投稿サイトの登場以降、ダンスは“共有”するものになった。ミュージシャンのダンスを真似したり、自分でつけてみたオリジナルのダンスを踊って見せたり。それに共感が集まって、才能が開花することも増えた。今はその先にきており、Tik Tokで音楽に乗せて15秒だけ踊っている動画でたくさんの共感や発想が生まれている。
先日、Tik Tokで宇野実彩子と與真司郎が流行中の「全力〇〇!はじめるよ」動画を投稿して話題となった。もしかすると、AAAはこうしたショートコンテンツのコミュニケーション手段として自分たちの曲を使ってもらうことで、ダンスのエンターテインメントとしての可能性を広げることまで視野に置いているのかもしれない。これまで共に歌い、共に踊ることまでもユーザー目線で向き合ってきた彼ららしい新たなチャレンジではないだろうか。
(文=石川雅文)