稲垣、草なぎ、香取の新しい地図、チャリティ曲寄付贈呈式登壇 東京パラ五輪“特別親善大使”就任も

新しい地図チャリティ曲寄付贈呈式登場

 パラサポのスペシャルサポーターを務める稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が7月8日、日本財団パラリンピックサポートセンターに登場。“新しい地図“として歌った、パラスポーツ応援チャリティソング「雨あがりのステップ」の売上2,300万6,214円を全額寄付する贈呈式が行なわれた。

 「雨あがりのステップ」はWarner Music Japanと、作曲家・菅野よう子、作詞家・麻生哲朗らの賛同のもとで書き下ろされたオリジナル楽曲。3月19日から6月30日までの売上金額が全額寄付となるチャリティ販売を実施し、ダウンロード数は9万9594にも上った。寄付された売上金は、国際パラリンピック委員会公認パラリンピック教材「I’m POSSIBLE」の普及活動、及びパラリンピック競技団体の実施する大会・イベント観戦拡大に寄与する事業の支援金として活用される。また、チャリティ販売が終了した後も「雨あがりのステップ」はパラスポーツを盛り上げる楽曲として使用され、引き続きiTunes Store、レコチョクにて購入することができる。

 贈呈式は、日本財団パラリンピックサポートセンター会長の山脇康の挨拶からスタート。「素晴らしい取り組みができるのも、稲垣さん、香取さん、草なぎさんの熱意。そして活動に賛同された関係者みなさん、そして何よりこの楽曲の購入を通じてチャリティに参加をいただきました多くのファンのみなさまに心から感謝を申し上げたい」と語った。会場のモニターに「雨あがりのステップ」初披露となった、3月4日の『パラ駅伝』でのライブ映像が映し出されると、いよいよ稲垣、香取、草なぎが登壇。

 「パラスポーツの支援に少しでも力になれれば嬉しいなと思っております。そして、全国のたくさんのみなさんにご支援いただきまして、こういう形となりました。誠にありがとうございます」(稲垣)、「これからもこの歌を大切に一生懸命、みなさんに届けていきたいと思います」(草なぎ)、「チャリティ販売に参加してくれた方の中にも今、西日本を中心とした記録的な大雨によって被害に遭われた方々もいると思います。厳しい状況の中だと思いますが、離れていても想いはひとつなので、頑張ってください」(香取)と、ファンへの感謝とエールを送った。

 3人から寄付目録を受け取った日本ブラインドサッカー協会事務局長の松崎英吾、そしてパラアスリート代表(ボッチャ)の杉村英孝は「誰もが一緒に楽しめる、喜びを分かち合える大会が2020年に向けて多く見られるように、そしてパラスポーツがより身近なスポーツとなるように、この貴重な寄付金を使わせていただきます」とコメント。すると、国際パラリンピック委員会、会長のアンドリュー・パーソンズから「慎吾さん、吾郎さん、剛さんに東京2020パラリンピック競技大会に向けての国際パラリンピック委員会特別親善大使に就任していただきたいと思います」とサプライズ発表が。3人も「はい!」と大きな返事で快諾。「今の想いと変わらず、このまま突き進みたいと思います」(香取)、「とても光栄ですし、僕らができることで盛り上げていきたいですし、頑張りたいです」(草なぎ)、「僕もまだ驚いているんですけど、さらなる今後のパラリンピックの発展と普及を目指して、3人で心をひとつにして頑張っていきたいと思います」(稲垣)と意気込みを語った。

 彼らならではの支援といえば、何よりもパラスポーツを楽しむ姿を見せてくれることだろう。『パラ駅伝』のときにも選手たちと一緒にトラックを走ることで、ファンとパラスポーツとの距離を縮めた。そして今回は、初めてボッチャに挑む姿を披露してくれた。ボッチャとは、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のボールをいかに近づけるかを競うもの。投げたり、転がしたり、他のボールを当てたり……6球を使ってどのように攻めるかを考えていく、頭脳戦な一面もある競技だ。銀メダリストの杉村選手がデモンストレーションを行なうと、そのテクニックに3人も「おぉ!」「すごい」と驚きの声を上げた。

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